看護師1年目の給料に、新人ナースは満足?不満?相場はこんなもん?

看護師ゴシップ記事
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数年間の辛い看護学生を経て、晴れて看護師デビューしたあなた。

憧れのナース服に袖を通し、看護師としての仕事もワクワクしますが、それと同じぐらいワクワクするのが何と言ってもお給料!

社会人として初めてもらうお給料、誰もが楽しみですよね。

でもそのお給料、一体どのくらいもらえるのが相場なのか、自分の給料が他の看護師と比べて高いのか低いのか、やっぱり気になりますよね。

今日はそんな看護師1年目の給料事情を少しのぞき見しちゃいましょう。

気になる看護師の初任給、だいたいどのくらい?

看護師って稼げるっていうけど…

看護師って稼げるっていうけど…

社会人デビューをしたものの、世の中の一般的な給料も分からないし、看護師の平均的な給料も知らないという人が多いと思います。

平成29年賃金構造基本統計調査によると、看護師の平均年収は478万円です。

しかしこれは平均年齢が39歳でのデータなので、初任給となるとこの金額よりは下回ることが考えられます。

では、この平均年収は他の職業と比較してどうなのでしょうか。

日本全体での平均年収は491万円とされています。

この金額と比較すると、他の職業と比べてさほど差はないように感じます。

しかし、女性全体での平均年収は377万円となっています。

要するに、女性として働くには、看護師は一般的な女性よりも100万円近くも稼ぐことができるのです。

さて本題に入りますが、看護師が他の職業と大きく異なる点は、初任給が高いところにありますね。

他の職業では一般的に基本給に地域手当が入り、その他必要に応じて通勤手当や扶養手当が入る形になりますが、看護師は他の職業にはない「夜勤手当」や「危険手当」「特別手当」などが入ります

特に夜勤手当は金額が大きいため、他の職業とはここで差がつきます。

夜勤は身体に負担がかかり、とても辛いものですが、しっかり給料として反映されるのは嬉しいところです。

給料は地域や病院規模によって差が出る!

一般的な女性と比較すると平均年収が高いのは以上のことから分かりましたが、次に気になるのは看護師としての給料の差だと思います。

同じ看護師として勤務するからには、少しでも給料の良い病院で働きたいという思いを持っている人は少なくありません。

しかし、看護師として勤務する上で様々な条件で給料の差が出てくるのは事実です。

では、どのような条件で違いが出てくるのかみてみましょう。

地域による違い

都会の方が手当が高い

都会の方が手当が高い

実は、給料は働く地域によって差がでます。

それは「地域手当」です。

これは看護師に限らず他の職業にも当てはまります。

物価の高い都市部では地域手当が高くなり、物価の安い地方では地域手当が安くなります

私は現在大阪府の病院に勤めていますが、地域手当は3万円程もらっています。

しかし、地方の病院に勤めている友人の地域手当は1万円にも満たないのです。

月2万円も差が出ると、年収に換算するとかなりの差になりますね。

ただ、実際に大阪では物価が高いので、地域手当での金額補正は必要だと感じています。

病院規模による違い

大きい病院

大きい病院の方がやっぱり高い

まず、クリニックと病院で給料の差を考えると、多くの場合は病院の方が高くなります。

扱う患者数や必要な看護量を考えるとこれは当然の結果と思えます。

しかし、今ではクリニックと言ってもかなり大規模な場所もあります。

稀に病院と同じくらいの給料をもらえるクリニックもありますが、その場合はかなりの激務であると考えた方が良いでしょう。

続いて、病院は病院でも、病院の規模によって差が出てきます。

純粋に病床数の多い病院になればなるほど給料は高くなる傾向があります

しかし、病床数が多いということは扱う患者数も多くなるので、絶対的な仕事量も増加します。

診療科による違い

点滴や注射が苦手な人

感染の危険もあるので手当が出る!

実は、診療科によっても給料に差が出てきます。

これは冒頭に述べた「危険手当」や「特別手当」のことです。

手当の名前は病院によって異なります。

そして、手当が出る診療科も病院によって異なります。

前の病院と同じ科に勤めているのに、今の病院は手当が出ない・・・なんてことも十分あり得ます。

診療科での手当有無や額は、各病院の裁量で決定されています。

主には、救命救急病棟や精神科病棟、手術部など、一般病棟と比較して特別な看護が必要である、危険と隣り合わせであると判断された領域で手当が給付されます

私は以前、呼吸器・感染症内科病棟で勤務しており、何度も結核患者や特殊な感染症患者の対応にあたり、患者からうつっていないか行政からの指導で何度も採血をしてきました。

危険な感染症に罹患する危険と日々隣り合わせであることや、何度も検査で針を刺されていることに対して、師長を筆頭に上層部へ危険手当の申請を行いましたが、意見は通りませんでした。

その代わりに、全ての感染症のワクチンを毎年無料で打ってもらえることになりました

お金とワクチン接種は天秤にかけることが難しい話ですが、そんなこともあるのです。

病棟と外来の違い

給料の違いは病棟と外来でも大きく異なってきます。

ここで最もポイントとなるのは「夜勤手当」です。

看護師の給料の数割を占める夜勤手当ですが、外来では夜勤がないので手当はありません。

稀に外来でも夜勤を要する病院がありますが、ほとんどの病院では日勤のみとなっています。

その点で、どうしても夜勤手当分の差額が出てきてしまいます。

しかし、実際外来で勤務している看護師は子育てをしていて夜勤をすることが難しいなど、家庭の事情を抱えている人が多いです。

給料が下がってでも絶対日勤のみを希望、という人には外来勤務が向いていると考えられます。

これから給料はどのように変化していく?

看護師の初任給が比較的高いこと、様々な条件によって給料に差が出ることは以上より分かったと思います。

そして次に気になることは、これから給料がどのように増えていくのか、だと思います。

実は、勤続年数に伴い給料のアップが見込まれる会社員と比較して、看護師はそこまでアップは期待できません

一般の会社員なら年度が変わるたびに数万円基本給がアップしますが、看護師はほとんどアップしません。

なので、初任給の時点では友達の男の子と比べても自分の方がかなり給料は上だったのに、気付けば抜かされていた・・・なんてことになります。

主任や師長への昇格ともなれば手当がついてかなりの給料アップとなるでしょうが、一般の看護師として働くには大きな給料アップは見込めないことが多いです。

現在での給料に満足がいかないのであれば、転職を考えることも一つになってきます。

しかし、冒頭に述べたように一般的な女性と比べると看護師はかなり給料が高いです。

転職を考える時は給料だけでなく他のポイントとも合わせてよく考えることをお勧めします。

気になるみんなの初任給の使い道は?

気になるみんなの給料の使い道ですが、初任給は家族に何かプレゼントをする人が多いように感じます。

人のことを考えることのできる看護師だからこそ、そういう所に気がいくのはさすがだと思います。

看護師として羽ばたくまで一番近くで見守ってくれてきた両親に、お礼の気持ちを込めて何か素敵なプレゼントを贈るのはどうでしょうか?

そしてもう一つ、看護師として働くことができるようになるまで、実習や国家試験を頑張って乗り越えてきた自分自身にご褒美を贈ってあげてください。

今までは買うことのできなかったブランドの化粧品など、少し背伸びした物を自分の為だけに買ってみるのはいかがでしょうか?

実際、看護師として働いている先輩が普段どのようなものに給料を使っているかというと、リラックス関係や美容、食事にかけている人が多いように感じます。

立ち仕事で身体を酷使する仕事なので、夜勤明けでエステやマッサージなどに行ったり、毎月美容院に行って髪の毛を切ってもらってリフレッシュ、という人が多いです。

また、腕を露出する仕事なので、思い切って脱毛をする人もいます。

毎日剃るのは面倒だし、かといって剃らないと患者様の近くに行ったときに恥ずかしいし・・・という気持ちから、私も脱毛しました。

夜勤明けで脱毛に行って、やってもらっている間にベッドの上で意識を失うことを何度か経験しました。(笑)

そして、最もお金を使うのはご飯や飲み会です。

残業して夜遅くから買い物に行って自分でご飯を作って食べたら洗い物して・・・という一連の作業がどうしても面倒で、そんな時間があるなら寝たい、寝る時間をお金で買おう、という感覚でしょっちゅう外食していました。

毎日、一旦仕事が終わると看護師休憩室に入って一息つくのですが、そこで同じくらいの時間に業務を終えた他の看護師がいるので、話しているうちに「今からご飯でも行く?」という流れになります。

休憩室をクリアしたとしても、不思議とロッカー室で他部署の同期と遭遇して「今から飲みに行く?」ともなります。(笑)

しかし、業務終わりのご飯は疲れも吹っ飛んで楽しい時間になります。

どうせならたくさんお給料もらいたい!どこでどんな働き方をしたら1番稼げるの?!

せっかく同じ時間を同じ看護師として働くなら、たくさん給料が欲しいですよね。

本当に給料のことだけを考えるなら、できるだけ都会の大きな病院で、少し特殊な診療科で、夜勤多めに働くといいでしょう。

しかし、この条件で働くことを想像した時、あなたならどう思いますか?

私なら、「給料は高いだろうけど大変そう・・・かなりキツイだろうなあ。」と思います。

正直言って、給料が高いということは、何かがあると思った方が良いと思います。

楽してお金は稼げない、ということですね。

私も働き始めは「お金が欲しいから残業OK、どんどん働こう!」と思っていましたが、日々の疲れが蓄積していき、ある時からは「給料いらないから休みが欲しい。」と思っていました。(笑)

まとめ

看護師1年目の給料事情についてお話しましたが、あなたは今の自分の給料についてどのように思いましたか?

「思ったより自分は結構もらっていた。」というあなた、これからもお仕事を頑張って、色々なことにお給料を使えると素敵ですね。

「少ないなぁ、転職した方がいいのかなぁ。」と思ったあなた、他の病院は今の場所よりかなり過酷な現場かもしれません。

生きていく上でお金はもちろん大事ですが、自分の健康など、その他の大切なことを失わないように気を付けてくださいね。

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