看護師の研修・セミナー

看護師向けの研修やセミナーは、病院の教育方針で院内で開催されているもの以外にも多くあります。
それは、認定看護師や専門看護師という資格を取得するというような研修から、資格取得ではなく看護ケアに関する最新の知識や技術、専門性を学ぶような研修やセミナーがあります。
日本看護協会が主宰するものの他に、都道府県の看護協会や、様々な学会が主宰しているものがあり、参加費や講座の時間、場所、日程などは様々です。

今回のコラムでは、このような看護師さん向けのセミナーや研修などについてまとめていきたいと思います。

看護師の研修にはラダーレベルがある

看護師の経験年数や知識、技術からレベルをI~V(1~5)まで査定する方法にラダーレベル(クリニカルラダー)と呼ばれるものがあり、近年このラダーレベルを採用している医療機関が増えています。

看護師クリニカルラダーレベルの図
ラダーレベルによって、研修やセミナーの参加資格を定めているものもあり、看護師のレベルに応じて教育し、さらに知識や技術を深める目的があります。
また、レベルに関係ない研修やセミナーは、看護師自身が興味があるものに参加し、知識を深めることができます。

研修やセミナーの内容としては、例えば、心電図の読み方を詳しく学ぶものや、褥瘡ケア、救急看護、災害看護、呼吸器ケア、在宅ケア、看護管理など、その専門の医師や大学の講師、認定看護師や専門看護師などが講師を務めて開催される講座があります。
日程は半日や1日のものの他に、何日間かかけて開催されるものまであります。この日程は平日に開催されるものが多く、職場に希望を提出して承諾された時に参加する看護師が多いです。

研修やセミナーの参加条件は?

多くの研修やセミナーは参加資格は看護師であれば特に定めはなく、希望する様々な種類の研修やセミナーに自由に参加することができます。
また、病院の教育方針で、ラダーレベルによって決められた研修やセミナーに年に1回参加することとされているところもあります。

このような医療機関は、研修やセミナーに参加することは仕事の一つとしてみなされるため、出張扱いとなったり、日勤扱いになったりします。
出張や日勤として扱われることで、職場から交通費や参加費が援助されることもあるので、研修に参加する場合は確認したほうが良いでしょう。

費用も様々で、日本看護協会が主宰するものは、看護協会員と非協会員によって値段が変わってきます。
日本看護協会の会員は主宰の研修の参加費が優遇されるので、自費で参加される場合は、こちらから選ぶと良いかもしれません。

研修やセミナーに参加することで看護ケアの知識が深まり、毎日の業務がより良いものにできたり、モチベーションが上がったりすることができます。
毎日の業務だけではなく、このような研修やセミナーに参加することは、自分の看護観を見つけることができたり、職場にとっても知識や技術が深めることができ、刺激となってレベルアップにつながることになるのです。

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看護師の特定行為研修について

看護師が研修を受けるイメージ図
看護師の特定行為研修制度は、2015年から開始され、医師が作成した手順書を元に特定行為を実施する看護師を育成する制度です。

研修によって、

「看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能の向上を図る」

ことが狙いとされています。(厚生労働省ホームページより)

このような制度ができた背景には、現在やこれから抱える医師不足の問題があり、医師不足による医療現場の問題を解決するために医師の業務の負担の軽減、医療行為をスムーズに行うことを目的としています。

特定行為研修の内容は、「共通科目」として、

「看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能であって、全ての特定行為区分に共通するものの向上を図るための研修」

と、「区分別科目」としての

「看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能であって、特定行為区分ごとに異なるものの向上を図るための研修」

があり、講義や演習、実習によって履修します。(厚生労働省ホームページより)

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特定行為研修の詳細

特定行為研修を受講できる場所は、日本看護協会の看護研修学校や神戸研修センターの他に、特定の大学や看護学校、専門学校などでも受講でき、講義はeラーニングで行われるものもあります。
受講対象者は、3~5年の看護師としての実務経験者で学歴は問われないことがほとんどですが、研修を開講している場所によっては資格が定められているものもあるので、確認が必要です。
また、受講するために、試験を行うところもあり、日本看護協会では、1次審査では書類審査、2次審査では小論文と面接があります。
さらに、研修期間も様々で、受講が全て学校で行われるものは、休職しなければならない場合もあります。
研修期間や受講の方法は、学校によって違いがあるので、自分に合った方法をみつけると良いでしょう。

看護師特定行為研修を受講することによって、特定看護師として認定されます。
特定看護師は、その専門性から看護スタッフのリーダー的な立場となり、医師の手順書を元に特定の医療行為を行います。
これによって、医師に指示を仰ぐ時間をカットすることができ、医療行為がスムーズに行うことができるため、チーム医療の中心となって動くことができるのです。

まとめ

いかがでしたか?看護師さんにとってはプラスとなる研修・セミナーは、今回ご紹介したもの以外にも色々とありますので、興味関心の強いものを受講して知識を深め、キャリアアップのためにもお役立てください。
また、知識を深めてキャリアアップをするためには、新たな勤務先に転職することも一つの手段となります。ナースランクでご紹介中の看護師求人サイトでは、保有資格や知識を生かした役職で採用してもらえるよう、キャリアコンサルタントが在席している看護師求人サイトもご紹介しておりますので、まずはナースランクで検索してみることをお勧めいたします。