看護師の通信制教育について

看護師になるためには国家資格の取得が必須となりますが、通信教育でも可能でしょうか?…このような疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
ひとくちに看護師の通信制教育といっても種類があり内容も異なります。

本日はこの看護師の通信制教育について詳しく掘り下げていきましょう。

看護師の通信制教育は2種類ある

看護師の通信制教育の種類
看護師の通信制教育としては正看護師向けの「学士」を取得する講座と、准看護師が正看護師の国家資格取得を目指すための「看護師学校養成所」があります。

両方とも看護師としてのキャリアアップを目指すものですが、正看護師の通信制教育で学士を取得する講座は、大学で開講されている講座に入学し学位授与制度を活用して学ぶもので、准看護師の通信制教育は、正看護師の国家資格取得するために国家試験受験資格を得るための看護師学校養成所で2年間学ぶというものとなります。
正看護師の通信制教育では、働きながら大卒の資格、つまり学位を取ることができ、新たに興味があることを学んだり、看護師としてのキャリアに繋げる内容を勉強することもできます。

内容としては、教養の学位は、教養学部に入学して4年間または編入なら2~3年で必要な単位を取得することで卒業し学位を取得でき、看護学の学位は、必要な単位を1~3年間在学して卒業し学位を取得することができます。
また、心理学の資格を通信制教育で取得することができ、必要な単位を取得することで大学卒業資格を得ると取得できる認定心理士や、臨床心理士の受験資格を取得するためのものもあります。

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通信制教育によるメリットとデメリット

准看護師の通信制教育は、准看護師として10年以上の実務経験がある看護師のみが受講資格があります。(2018年より実務経験が7年に削減されることが決まっている)
准看護師が正看護師を目指す方法として、看護学校で学ぶということがありますが、昼間か定時制の学校に通学しなければならにということがあります。
これは実務経験が何年という決まりはありませんが、准看護師として働く時間が限られてしまうというデメリットにもなってしまいます。
その点、通信制教育では、働きながら学ぶことが出るので、准看護師として働きながら学ぶことも可能なのです。

准看護師が正看護師の国家試験を受けるためには、通信制教育だけではなく、臨地実習を履修することが必須となっています。
看護学校では、臨地実習の前の基礎分野、専門基礎分野、専門・統合分野の理論学習を学び、臨地実習を経て国家試験受験資格を取得できますが、通信制教育では、看護学校で学ぶ臨地実習以外の項目を学ぶことができます。
そのため、働きながらあらかじめ通信制教育で必要な単位数を取得して、実習の期間の休業を職場の了承を得て、臨地実習を行うことで、看護師の国家試験受験資格を取得することができるのです。

看護師通信制教育の講座について

看護師研修のイメージ写真
准看護師が正看護師の国家資格取得を目指すための講座として、准看護師の実務経験が10年以上あることが条件にはなりますが、通信制教育で講座を受講することができます。(2018年度より、実務経験が7年以上に変更になります。)
通信制教育を行なっている学校は全国でもあるので、自分にあった学校を選ぶことができます。
学校によってカリキュラムは変わってくるものがありますが、通信制教育なので通学や実習のための通院の日数は、2年間で50~70日程度となっており、通学の内容は、面接授業や単位認定試験などがあり、他に臨地実習の日数があります。
また、通信制教育のほとんどは放送大学を利用しての受講となり、一部が学校での受講となります。

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看護師学校養成所の通信制カリキュラム内容

通信制教育で学ぶ内容は、基礎分野として、「科学的思考の基盤」「人間と生活・社会の理解」、専門基礎分野として「人体の構造と機能」「疾病の成り立ちと回復の促進」「健康支援と社会的制度」、専門分野として、「基礎看護学」「基礎看護学実習」「成人看護学」「老年看護学」「小児看護学」「母性看護学」「精神看護学」「成人看護学実習」「老年看護学実習」「小児看護学実習」「母性看護学実習」「精神看護学実習」、統合分野として「在宅看護論」「看護の統合と実践」「在宅看護論実習」「統合実習」があります。

この内容を、2年間かけて学び、2年次には臨地実習での単位取得を行います。

また、それぞれの項目の中で、指定教材を使用して自宅で学習し、中間課題と呼ばれるレポート提出が必要となります。さらに、学校での単位認定試験を受験することで単位を取得することができます。

看護師国家試験までの全体の流れとしては、准看護師としての実務経験が10年以上あることで、看護師学校養成所へ入学、そして放送大学へ入学し、自宅と学校で学び単位取得試験に合格することで必要な単位を取得します。

その後、臨地実習での単位を取得し、2年間のカリキュラムで必要な単位を取得することで、看護師国家試験の受験資格を得ることができ、看護師国家試験を受験して合格することで、晴れて正看護師となることができます。

看護学校養成所の通信制教育は、在宅で勉強できる点は便利なものですが、内容はとても濃いものとなっています。
看護師の国家資格取得は簡単なものではありませんが、自分のペースで働きながら勉強してキャリアアップできるので、通信制教育を活用するといいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?看護師の通信制教育については以上となります。経済的な面から見ても働きながら学べるという体制があることは、ぜひ利用して頂きたいと思います。ただし授業の内容はなかなか難しいものが多いので、本気で挑む心構えが必要となります。
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