ナースの本音、あるある、病院裏話を(うっかり)暴露しちゃうぜ

社会人が看護学校の入学に悩むイメージ写真

社会人から看護師を目指す、そんな人が増えています。
人の役に立ち、長く働ける仕事をしたい、経済的に安定した仕事がしたい、子供の時からの夢だった、など動機は様々です。
看護師になるための最初の関門は、看護学校への入学です。社会人から看護学校への入学について解説していきます。

社会人から看護学校への入学、看護学校受験専門の予備校も

病院のカンファレンスの写真
ここでは看護学校=3年制の看護師養成学校と定義します。
看護学校の受験科目は、学校によって違いますが、数学・英語・国語・化学の組み合わせが多いようです。これに小論文、面接が加わります。
看護学校の特徴として、大学や他の専門学校に比べて、1学年あたりの募集人数が少ないことがあげられます。そのため、看護学校の受験倍率は決して低くはありません。

社会人から看護師の学校に入学する場合、高校卒業から期間が経っている人は、受験勉強と共に看護学校の受験情報収集のため、予備校に通学し勉強する人も多いようです。

社会人が看護学校に入学する場合、費用はどれくらいかかるのか

社会人から看護学校に入れるのか、という疑問と同じくらい気になるのが費用の点です。
看護学校の入学金・授業料は、各学校によって異なりますが、法外に高額という訳ではありません。
通いたいと考えている学校の資料・パンフレットをご覧いただくか、オープンキャンパスを開催している学校であれば、学校の雰囲気もよく分かりますし、費用の面についても直接ご確認いただけます。

また、看護学校のカリキュラムは過密で、実習もありますから十分な収入を得るだけのアルバイトをする時間は無いと思ってください。
学校によってはアルバイト自体、禁止している場合もありますので、社会人から看護師を目指すには、学生時代の3年間の生活を支えるだけの貯蓄か、援助が無いと難しいでしょう。かかる学費、生活費を試算してよく計画してください。

社会人から看護学校への入学、珍しいケースではなくなっている

昨今、看護師を目指す社会人は増えてきており、決して珍しいケースではありません。
学生は高校卒業からの看護学校入学で18~22歳の人が多いですが、年齢層は幅広くなってきています。

実習の時には、グループで移動することがほとんどなので、コミュニケーションも大切になります。
同じ社会人からの入学生がいれば社会人同士でグループを作りがちですが、同じ志をもつ仲間として年齢の壁など気にせず接していきましょう。
社会人から看護学校に入学する人は、社会人経験ゆえの常識を備えており、看護師になりたいという強い思いを持っている忍耐強い人が多いため、看護学校の先生としても社会人が相手のほうが教えやすい場合もあり、歓迎されていますので臆することなく授業を受けましょう。

看護学校の受験要綱、必要書類、学費など情報収集は綿密に

社会人が看護学校を受験する際には、受験要綱、必要書類、かかる学費などを良く調べてください。家から近い、通いやすいといった理由だけで学校を選ぶと失敗する危険があります。
受験したい学校が「社会人からの学生をどの程度受け入れているのか」も併せて調査すると良いでしょう。
看護師になるためには、国家試験にパスする必要があります。看護学校は、国家試験の前哨戦とはいえ3年間を過ごす場所です。
情報収集は綿密に行いましょう。

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看護学校の授業内容や卒業後の進路は?

就職か進学に夢を抱く看護師の写真
看護学校での授業内容は、人体に関する事、病気の事、薬の事、包帯の巻き方など看護の事だけではありません。
「え…?看護師になるには他になにを勉強するの?」と驚かれる方もいるでしょう。
具体的に、授業内容を解説していきましょう。

まず、各学区が独自で授業内容を決めてよい訳ではありません。看護学校のカリキュラムは厚生労働省・文部科学省が定める国家試験の受験資格に必要な履修単位があります。

履修科目はざっと、80科目以上あり、以下のように科目が分かれています。

基礎分野 専門基礎分野 専門分野Ⅰ 専門分野II 統合分野
13科目 16科目 12科目 27科目 12科目

もちろんこれら一つ一つに試験があり、単位取得が必要なのです。

意外!看護学校の授業内容、基礎分野では英語、哲学の授業も

看護学校での基礎分野13科目は、医療を学ぶための基礎となる授業です。
この基礎分野では、心理学、教育学、応用物理学、体育、英語など一見看護に関係ないと思われる授業の連続です。
規模の小さな看護学校では、体育の授業を近くの大学・短大に出向して授業を受けることもあります。

実際に医療の現場でこういった知識は役立つのか…?と思われがちですが、心理学は患者さんの気持ちを理解する上で役立ち、教育学は人材育成の場で役立ち、応用物理学は医療全般に精通することですし、体育も看護師というハードな仕事に耐えうる肉体づくりに役立ち、英語は医療の世界で使われる単語(ドイツ語も多いですが)の理解や、覚えておけば外国の患者さんにだって対応できます。
このように看護学校では幅広い授業が行われているのです。

専門基礎分野から先の授業で医療・看護の専門知識を学ぶ

専門基礎分野から先の授業では、専門知識を学んでいきます。
看護学校では、教室での授業が全部終わってから臨床実習へ出る、と思われていますが実は違います。
専門分野は、循環器疾患、運動器疾患(整形疾患)、小児、母性、内分泌など細分化されています。
例えば、専門分野の整形外科疾患の授業を終え、試験がおわると整形外科病棟への実習に行く、というシステムです。
何しろ80科目もありますから、学校での授業と実習が混在した状態になってきます。

これが、試験と実習の両立が厳しい、と言われる要因です。

看護学校卒業後の進路、就職先は?進学もあり?

看護学校卒業後は、「病院に就職するもの」と考えられていますが、全員がそうするわけではありません。
看護学校を卒業し、さらに助産師・保健師を目指し進学する人もいます。この場合は、看護学校3年生で、卒業のための論文作成、国家試験勉強、助産師・保健師学校の受験勉強を同時にこなすことになりますから、かなりのタフさが求められます。

そして就職については、付属の学校であればそのまま就職できることもありますが、看護師国家試験に合格したからと言っていきなり医療現場で活躍できるはずはありません。卒後教育が必要になります。このため、卒後教育カリキュラムが充実した大きな病院への就職に人気が集まっています。
しかし、最近では在宅医療の推進で訪問看護の需要が高まっており、看護学校でも在宅分野の科目を学んでいます。新卒看護師で訪問看護に就職というケースも珍しくありません。
他にも企業内産業看護師(一般企業の医務室)や、血液センター、実習病院、介護福祉施設、保健所、などなど…看護師には色々な就職先があります。

それぞれの現場ごとに雰囲気も勝手も違い、勤務してみないと分からないことは沢山ありますが、自分に合った勤務先は必ず見つかりますので、一つの場所で合わなかったからといって看護師をリタイアするのではなく、専門アドバイザーのいる看護師求人サイトで相談するということもオススメです。

NJBナース人材バンク
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まとめ

社会人経験のある新人看護師は、看護学校の門は広くはありませんが、社会人でも入学でき、現場でも歓迎されます。
看護学校は、かなり幅広い授業が行われています。そして、入学してからは勉強に、実習にとかなりハードな毎日を送ることになります。
しかし、授業を全てクリアーし、国家試験に合格した時の誇らしさは何にも代えがたい感動です。
皆さん憧れの“白衣の天使”を目指して、頑張っていきましょう!