訪問看護師のイメージ写真

訪問看護師という職業は、看護師の仕事の中でも特殊な仕事のイメージですが、どのような仕事なのでしょうか。

病院だけではなく、治療をある程度終えて退院し、在宅で過ごしている病気や怪我で在宅で療養している患者さんのケアに当たる看護師がいます。それが訪問看護師です。

今回は、訪問看護について詳しく掘り下げてご紹介いたします。

訪問看護師の仕事内容はどのようなものか

仕事をする訪問看護師のイメージ写真
訪問看護師は訪問看護ステーションに所属し、1件に対して1~2時間の在宅でのケアに当たり、1日に4~6件の家庭へ訪問します。

訪問看護ステーションは、独立してるものや病院と併設されているもの、または、老人介護施設などの施設と併設されているものがあります。

訪問看護師の仕事としては、担当の医師の指示による医療処置や与薬、注射、点滴や血圧測定などのバイタルサインチェック、傷や褥瘡の処置、カテーテル交換、人工呼吸器や在宅酸素、持続点滴などの医療機器の管理、介護状況のチェックや相談を受けること、日常生活のケア(洗髪、清拭など)、終末期の看護など、病棟の看護師と比べて多くの種類のケアを行ないます。

ケアの内容は幅広いですが、1件の訪問の時間が1~2時間取ることができるために、一人の患者さんに対して、時間をかけて関わることができるのも特徴です。

病院の看護では、患者さん一人に対して分単位でのケアとなることも少なくありませんが、一人一人の患者さんとゆっくり関わりたいという看護師には向いている職業です。

ナースコンシェルジュ
このサイトの求人を見る

訪問看護の仕事における責務

訪問看護師は、一人で1件の家庭に訪問することが多いので、患者さんが急変した時などには、重要な判断をしなければならないこともあります。
訪問看護師の仕事は、家庭に訪問している時だけではありません。家庭に訪問する前に、医師やケアマネージャーなどの複数のスタッフと連携を図り、情報を共有し、必要なケアをするための看護計画を立てます。

そして、訪問前に看護計画の確認をし、訪問後には看護記録をまとめます。
また、出勤時間以外にも、在宅からの緊急のコール対応として、夜間の当番となって対応することもあります。
訪問看護師は、医師や病院と家庭の間にいるとても重要な役割を持っているのです。

病院での在院日数が削減されている中で、在宅で過ごしたいと考えている患者さんは多くいます。
その多くは、終末期であったり、寝たきりとなっている患者さんであり、患者さん本人の意思や、家族の意思を尊重してのケアをすること、また、患者さんと過ごす時間が長い家族と訪問看護師との信頼関係もとても重要なものといえるのです。

訪問看護師の仕事における“やりがい”とは

やりがいを感じる訪問看護師のイメージ写真
訪問看護師は、医師とケアマネージャーなどのスタッフと連携して看護計画に沿って在宅に訪問し、看護ケアを行います。
訪問看護師の仕事の特徴としては、1件1件の訪問に1~2時間という時間をかけてケアすることができることが挙げられます。
病院でのケアとは違い、じっくりとゆっくり時間をかけて患者さんと向き合うことができるため、患者さんとのコミュニケーションに時間を取ることができ、意思や訴えをしっかりと聞くことができます。

また、患者さんの家族とともに在宅でのケアを実際の在宅の中で話し合うことができるため、家族の協力を得たり、家族に具体的にケアの指導ができたりと、家族みんなとともに患者さんをケアすることもできます。
病院で働く看護師は患者さんの家族との時間を取ることはなかなかできませんが、訪問看護師は家族ともコミュニケーションを取ることができ、家族の意思も聞くこともできます。
一つの医療処置や看護ケアについても必要な情報を患者さんや家族に提供し、一緒にケアを考えることで、患者さんや家族にとって満足のいく看護を提供することもできるというのが訪問看護師のやりがいとなるひとつといえるでしょう。

NJBナース人材バンク
このサイトの求人を見る

やりがいの反面、大変なこともある

前述した訪問看護のやりがいについては、逆に大変な部分でもあります。
患者さんや家族の希望を全部看護計画に取り入れることができればいいのですが、そうならないこともあります。
患者さんと家族と医療従事者として十分に説明することも大切な仕事といえますが、理解を促すことは大変なことともいえます。
また、在宅での看護ケアは看護師が一人で当たることが多いので、重要な判断をしなくてはならないこともあります。

病院では、医師や他の看護師に相談することができますが、在宅ではすぐに相談することは難しいことです。
受診や入院が必要かどうか、治療が必要かどうか、患者や家族は何を望んでいるのかなど、様々な方向からの判断が急がれることもあるのです。
在宅で過ごしている患者さんの中には、終末期の患者さんもいます。自分の家で最後を迎えたいという人も少なくないのです。
この場合にも、患者さんと家族の意思が一致していないと余計なケアを行ってしまうこともあります。

患者さんや家族が望むケアを情報提供して選んでいただき、意思を一致させることも在宅で終末期を迎える患者さんのケアとして訪問看護師の仕事の重要な部分なのです。
在宅でのケアは、患者さんだけではなく家族とともに行うものなので大変な部分もありますが、患者さんと家族が満足できる看護を一緒に考えて行うことができるのも、訪問看護師の遣り甲斐といえるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?訪問看護師には病院やクリニックでの勤務とは違う点が多くありますが、訪問看護師にしか分からない“やりがい”もあれば、大変な部分もあることがお分かり頂けたかと思います。
もし看護師としてのお仕事をされる上で新たな働き方をお考えの方は、訪問看護師という道も選択肢の一つとして検討されてみてはいかがでしょうか。
ナースランクでは、訪問看護のお仕事を多く紹介している求人サイトもご紹介していますので、まずはチェックしてみてください。