看護師が見飽きることが無い勤務表、その見方を解説します

病棟看護師時代は、もしかして紙に穴が開くのではないかと思うほど、看護師勤務表を見続けたものです。看護師が勤務表を眺めているは、もしかしたらスマホを操作している時間よりも長いかもしれませんね。
もし電車の中で勤務表を眺めている看護師がいたら、顔が引きつったりニヤニヤしたりして、客観的に見た人は「この人変だなあ」と思うかもしれません。

看護師を一喜一憂させる勤務表。見れば見るほど奥が深く見飽きることが無い看護師勤務表の見方を解説していきます。
すでに看護師として現場で活躍されている方も、これから看護師として活躍する予定の皆さんも、参考にしてみてください♪

まずは横に見よう！看護師勤務表で、自分の1ヵ月の流れを把握
縦に見よう！看護師勤務表で誰と一緒に働くかチェック
当然、他の看護師の勤務も気になる！みんなの勤務をチェックしちゃう
夜勤時の当直医師は誰？夜勤看護師の忙しさは当直医師に左右される
まとめ

まずは横に見よう！看護師勤務表で、自分の1ヵ月の流れを把握

勤務表のチェック！まずは、横に向かってスライドして見ていき自分の1ヵ月の勤務の流れをまずチェックします。

「えーっ！ここ4連続日勤かよ、体力温存しよう」
「夜勤明けの2連休、ラッキー！ここを目指して頑張るぞ」
「日勤、夜勤、休み、夜勤か。なかなかいい流れじゃん」
「土日出勤多くない？」

などなど、心の中で落ち込んだり、ほくそ笑んだりすることでしょう。

曜日によって検査日、手術日などが設定されている部署は、曜日によって業務量に大きな差がある場合があります。例えば、火、木に大きな手術予定がある外科病棟では、手術出棟と帰室受け入れのため、その日は忙しいのでなるべく勤務したくない、ということもあります。
看護師は自分の1ヵ月の勤務をチェックして、「この週は、忙しいだろうな。飲み会は入れないようにしよう」「遊ぶならこの週の前半だ」と覚悟を決めています。

縦に見よう！看護師勤務表で誰と一緒に働くかチェック

勤務表のチェックは、次に縦に向かってスライドしていきます。つまり、一緒に勤務するメンバーを確認していきます。これは、先述の自分の勤務の流れよりも重要となります。
「日勤、夜勤、休み、夜勤か。なかなかいい流れじゃん」と余裕の笑みを浮かべた看護師も、縦にスライドしてびっくり！余裕の勤務が地獄の勤務に変わることがあるのです。

怖い先輩、苦手な先輩、仕事を押し付けてくる先輩、気の合わない同期、サボりまくる後輩、ドジすぎる後輩と一緒の勤務となると大変です。3人夜勤の場合、それぞれに仲が悪い看護師同士だと最悪です。

私が個人的にストレスを感じるのは、サボりまくる看護師との勤務です。
また、指導という名の下、おむつ交換や食事介助などのケアを押し付けてくる先輩です。
最悪の場合、ナースコールを取らずサボっていることもあり、勤務終了の疲労感が酷いのです。

当然、他の看護師の勤務も気になる！みんなの勤務をチェックしちゃう

次に、他の看護師の勤務をチェックします。自分の事だけに集中すればよいのでは？と思われがちですが、そういう訳にはいきません。

「〇〇さん、3連休あるじゃん、羨ましい」
「勤務希望4つも出して通っているなんて、ズルい」
「土日の勤務、全然付いていないなんて良いな」

等、自分以外の看護師の勤務を確認し、心で羨ましがったりしてしまうものです。
もちろん、逆のパターンもあり「えー！苦手な〇〇先輩との勤務が連続している、かわいそうに」ということもあります。
看護師は自分以外の勤務もチェックしている、これは常識ですね。

夜勤時の当直医師は誰？夜勤看護師の忙しさは当直医師に左右される

病棟看護師の勤務をチェックし終わった後は、看護師の勤務表を一旦置きましょう。
次にチェックするのは、夜間当直医師の当番表です。夜勤を担当する看護師は共感していただけると思いますが、夜間当直医師の存在は、夜勤看護師の忙しさを大きく左右します。

呼んでもなかなか来てくれない当直医師、帰宅できそうな患者でもすぐに入院させる当直医師、夜間にややこしい薬の指示を出してくる当直医師、頼りない当直医師、これらは全て忙しさの元凶となります。
看護師は自分が夜勤の時の当直医師を確認し、「この先生なら安心」「態度が悪いし仕事も遅いからやりにくい、最悪」等、感じています。特に横暴な当直医、患者に思いやりが感じられない当直医の場合は、ストレスが溜まりやすいのです。

このように看護師の勤務表を見て感じることは、勤務形態や人間関係の問題が多くみられますが、病院・クリニックごとに勤務形態は違いますので、一概にすべての勤務先で同じような状況とは限りません。
例えば、ナースランクの評価点ランキングで堂々1位に輝いている「ナースジェイジェイ」さんでは、人間関係・残業・離職率などの内部事情を、事前に細かく教えてくれるので、もし今の勤務形態に不満を感じているなら他の施設に転職するというのも一つの選択肢です。