カテゴリー:看護師ゴシップ記事

正看護師の皆さん、ゴールデンウィークいかがおすごしになりましたか?
当然、病院で過ごされたのではないでしょうか?
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そんな連休とは無縁の看護師ですが、ドラマ、映画、漫画では患者さんの手を取り、優しく励ます看護師が描かれています。車いすの少年が立った!臨終の患者さんが目を開き微笑む!など様々な表現が見る人を感動させます。

現場の看護師が、それほど優しくないことを皆さんわかっていると思います。

看護師は一緒に働く看護師や医師、コメディカル、事務員との関りにストレスを感じながら仕事をしています。それと同じくらい患者さんにもストレスを感じているものです。ストレスに感じた患者さんのエピソードを紹介します。患者さんの対応にストレスを感じにくい職場について考えてみましょう。

 

すべてに不信感をあらわにする患者さんにストレス

疑問に思ったこと、正しいか不安なこと、人の口コミがどうなっているか、スマートフォンさえ手元にあれば何でも調べられる時代です。便利な時代ですね。

その反面、医療に関しては、目の前で起こっていることは正しいのかと不安を感じる人も多いようです。とても疑心暗鬼な患者さんが増えていると感じています。

治療のため指示された点滴をしようとすると「その薬は何ですか、副作用とか調べたいので入っている薬の名前を全部教えてください」と。点滴するまでに時間がかかって仕方がありません。どんな薬の添付書類にも、重篤な副作用としてショック、じんましん、肝機能障害等書かれていることが多いので「怖い」「こんなことになったら嫌だ」と騒ぐ患者さんも少なくありません。

医師、看護師、薬剤師のやること全てスマートフォンで調べてからでないと気が済まない!不信感をあらわにする患者さんにストレスを感じます。

入院の規則を守ろうとしない患者さんにストレス

外出、外泊は医師の許可が必要です。外出、外泊届をご記入頂きます。面会時間は19時までです。食品の持ち込みは看護師の許可を得てください。

入院生活で、患者さんに守っていただきたい病院の規則は少なくありません。入院は、病気を治すため、療養するためのもので、共同生活の場ですからある程度は仕方ないと言えます。

看護師の配置人数もギリギリですから、入院の規則を守ろうとしない患者さんや、入院の規則についてのクレーム対応する余裕はないと言っていいでしょう。

私が最も印象に残っている患者さんは、なんと病室にカセットコンロを持ち込んですき焼きをした患者さんと家族です。廊下を歩いていると、どこからともなくおいしそうな匂いが・・・。個室で家族友人が6~7人、患者さんと共にすき焼きをしているではありませんか!

しかも、酸素療法中の患者さんのため、火気厳禁です。最悪、火事になりますからね。すき焼きの中止を指示しましたが「滋養を付けてやりたい」「中途半端だから最後まで食べさせて」「病院食では元気が出ない」「自炊禁止とは聞いていない」「看護師のくせに偉そうに」と納得しません。主治医からも説得しましたが、不満そうでした。

このように入院中の規則を守ってくれない患者さんには大変ストレスを感じます。

医師の前でだけ低姿勢な患者さんにストレス

患者さんを、患者様と呼び、お客様・クライアントとして接する病院やクリニックが増えています。「採血させていただきます」「お食事お持ちしました」と看護師の接遇教育もしっかりしているところも多くなっています。

患者さんへの接遇の良さが、患者満足度向上と、新規獲得の鍵ですね。病院・クリニックにとって口コミは命です。看護師の対応がいまいちだった、言葉使いが悪い病院と言われてしまうと、どんなに優れた治療をしても評価されにくくなります。

患者さん側の権利意識の高まりによって、偉そうにしてもOKと勘違いする人も増えているのは事実です。良い治療を受けていただくために、医療者側、患者さんは対等の立場でコミュニケーションを取れることが大前提ですが、患者の方が偉い、と認識されてはとてもやりにくくなってしまいます。

患者Aさん、とある新聞社の役員の方です。狭心症の疑いで、心臓の検査入院をしています。採血しに行った看護師には「看護師何年目だ?もっとベテランに変われ、失敗したら許さないぞ」「飯が不味すぎる、茶もまずい、責任者出せ」「検査のスケジュールの入れ方が悪い、もっと効率よく進まないのか」とかなり高圧的な態度で、看護師は疲れてしまいました。

しかし、なんと主治医に対しては態度が一変します。「〇〇先生、ありがとうございます、おかげさまで」とヘコヘコしているではないですか!これには看護師も呆れてしまいました。

看護師や事務職員には高圧的で、医師には低姿勢な患者さんは、きっと会社でも部下には必要以上に厳しく、上司には媚びを売るタイプでしょう。このような患者さんに接する時、かなりストレスが溜まりますね。

必要以上に悲観的な患者さんにストレス

病気の需要には、怒り、悲しみ、悲観、といった段階があります。看護師は、患者さんが病気やそれに伴う生活の変化を受容できるように、話を聞き、精神的なサポートをすべきです。

しかし、これはかなり治りにくい病気の場合であって、治療すれば治癒する病気やケガについては当てはまりにくいと言えます。最期に紹介するのは、必要以上に悲観的過ぎる患者さんです。

貧血、上部消化管出で入院中の患者Bさん。ふらつきが主訴で来院し、血液検査で貧血が認められたため緊急内視鏡を実施し、胃大弯側に出血性胃潰瘍が発見され、胃カメラで焼却止血をしています。胃カメラの時組織検査を実施し、胃がんではないことが分かっています。

緊急内視鏡から2日目に食事が開始になり、貧血も改善傾向です。しかし、看護師には「隠さないでもいいです、実は癌なんですよね」「出血性胃潰瘍なんてなるはずがないのに、ほかの悪い病気が隠れているかも」「大腸がんもあるかもしれないね」と暗い顔で話しかけてきます。でも食欲は良好ですし、夜も熟睡しています。

優しく励ましながらも、看護師は、本当にただの胃潰瘍だから!胃がんじゃないって何回言えばいいのよ!ごはん食べてますし!と次第にイライラしてきます。結局入院10日目に軽快退院となりました。

必要以上に悲観的な患者さんの態度と言葉は、看護師にストレスを与えます。

些細な病気や症状がきっかけで、精神的に病んでしまうこともあるので、食欲低下、不眠、強い焦燥感や不安、不定愁訴がある場合は医師と相談の上、心療内科への紹介が必要です。

時間が取られる対応にストレス

看護師たるもの、ちょっと患者さんに嫌味を言われたり、キツい態度を取られたとしてもさほどストレスを感じません。採血の失敗をなじられても、非常に神妙な表情で謝りますが、病室を出ればケロッとしているものです。

理不尽なクレームに対する説得、本来不要と感じる励まし、患者同士のいざこざの仲裁、入院中の規則を守る必要性を説得、など忙しい看護業務の中で時間が取られる対応にストレスを感じています。

自分に割り当てられた処置、記録や、本当にケアを必要とする患者さんに手が回らなくなってしまうことがストレスなのです。

多忙な割に看護師の配置人数が少ない病棟、事務職員が常駐していない病棟、責任者である看護師長が不在気味の病棟は、スタッフ看護師がこれらの対応に当たることになり、ストレス度が高いと言えます。

まとめ

いかがでしたか?

看護師がなるべくストレスを感じずに働ける職場とは、本来ケアが必要な患者さんに労力を集中できる、自分に割り当てられた看護業務をスムーズにこなせる環境がある、理不尽なクレーム対応は他の職員に任せられる、看護師長や責任者が常駐している、といった環境です。

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