看護師の認定看護師奨学金って?経済的な事情でキャリアアップを諦めるな!

看護師キャリアアップ
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看護師のキャリアアップといっても、いろいろあります。たとえば認定看護師ですが、認定看護師の資格取得にかかる費用は、100万円~200万円と言われています。

通学できる範囲内に養成施設が無い場合は、通学のため引っ越しが必要な場合も少なくないため、生活費を含めると実際の費用はもっと掛かるかも知れません。

スキルアップをしたい、認定看護師になりたい、でもお金がかかるから無理。と諦めている看護師さんに知って頂きたい情報があります。

奨学金で認定看護師になれる。」そんな制度があることを知っていましたか?

5分で読める記事です。ぜひ参考にして頂きたいと思います。

認定看護師の資格取得にかかる費用とは

認定看護師の取得にかかる費用についてみてみましょう。

まずは受験費用、受験会場までの交通費などの費用。それから入学金や授業料です。通学にかかる交通費もバカになりません。資格取得までにかかる費用は、最低でも約100万~200万円といわれています。

最も大きな問題、それは通学期間中は働けない、という事です。

もし、認定看護師の養成期間中に仕事を辞めてしまえば、健康保険、国民年金は完全な実費となりかなりの負担になります。また、住民税は免除されません

健康保険や年金の納付額は、前年度の収入によって決定されますので、今は学生だからと言っても通用しません。

認定看護師の養成学校が他府県にある場合、通学が不可能な距離にある場合は、一時的な引っ越しも必要になります。

通学期間中を在職扱いにしてくれる病院を選ぼう

認定看護師を取得するためには、養成機関で6ヶ月以上の研修が必要になってきます。

まずは、6ヵ月間仕事を休む事に勤務先の理解があるか、が問題になってきます。次に、6ヵ月間の休職期間を休職扱いとしてくれるかどうか、が問題です。

支援制度がない施設で認定看護師を目指そうとすれば、退職し養成機関に通う事になります。無収入の上、前述した国民健康保険料、国民年金保険料、住民税、介護保険料等の負担が重くのしかかってくることになります。

認定看護師を取得するためには、通学中も在職扱いとしてくれる病院を選びましょう。通学期間を有給休暇にしてくれる病院は、なお良いと言えます。

引っ越し費用や家賃を一部負担してくれる病院を選ぼう

認定看護師の分野にもよりますが、養成機関は全都道府県にあるわけではありません。それどころか、かなりの偏りがあります。

そのため、通学期間中は引っ越しを余儀なくされるケースが珍しくありません。

実家暮らしであれば、必要な家財道具を持ってウイークリーマンションを借りれば良いようなものですが、すでに一人暮らしで賃貸住いの方は大変です。現在の住まいと、通学のための住まいの家賃を二重に支払うことになります。持ち家の方で住宅ローンがある場合も大変です。

引っ越し費用や、通学用に借りた住いの家賃一部補助をしてくれる病院があります。引っ越しが必要になる場合は、支援してもらった方が良さそうですね。

5年ごとの認定看護師更新費用を補助してくれる病院を選ぼう

看護師国家資格は、一度国家試験に合格すれば更新する必要はありません。

しかし、認定看護師は更新制であり5年ごとに更新が必要となります。認定看護師の資格を取得しても、実際に認定看護師として活動した実績が無ければ更新は不可能です。

認定看護師資格更新には費用がかかります。遠方の場合は、受験料とは別に旅費、滞在費、宿泊費がかかることになります。

これらにかかる費用を支給するなど、資格取得後の活動と資格更新を費用面で補助してくれる病院もあります。認定看護師の資格取得とペアで、資格更新をサポートしてくれる病院を探してみましょう。

認定看護師奨学金制度がある病院とは

認定看護師の育成を支援し、認定看護師に活躍して欲しいと願っている病院は少なくありません。病院経営の観点、リスクマネージメントの観点、病院同士のネットワーク構築の観点からも、認定看護師が横断的かつ柔軟に活躍してくれる病院にしたいと望んでいる訳です。

そのため、前述した通勤期間中の身分保障、引っ越しや住居費の一部負担と共に、奨学金性を設けている病院があります。

奨学金の額、利子の有無、返済期間の長さ、等は病院によって違います。

病院として看護師に奨学金を出す目的を考えてみましょう。病院は、一生懸命働いてくれている看護師をキャリアアップさせて、更に認定看護師として活躍して業務を効率化させたり、看護の質向上を図って欲しいと願っています。単にお金を貸し出すことが目的ではありません。

認定看護師を目指すために、奨学金を利用すれば、経済的負担を最小限にしつつキャリアアップが出来ます。

日本看護協会の認定看護師教育課程奨学金制度も知っておこう

各病院だけではなく、日本看護協会も貸与型の奨学金を設けています

貸与額は総額120万円以内、認定看護師教育課程の正規最短修業期間が限度となっています。

申込期間、応募資格、応募方法、募集要項については、日本看護協会のホームページを確認してください。

看護協会から受ける奨学金のメリットは、病院から貸与する場合と異なり「○○年は勤務しなければならない」といった、契約が無い事です。働く上でより自由度が高いことが魅力と言えるでしょう。

日本看護協会の認定看護師養成課程奨学金の倍率がどれくらいかははっきりわかりません。もしかしたら、かなり倍率が高いかもしれませんが申し込んでみる価値はありそうです。

認定看護師取得の奨学金を貸与してもらえる病院の探し方

認定看護師になりたいけど、まだまだ経験が足りない。認定看護師の養成機関を受験したいけど、通学の費用が無い。認定看護師になってからも活動をサポートしてもらえる病院で働きたい。そんな看護師の皆さん、転職活動はどうすれば良いでしょうか。

認定看護師になるための要件を満たすための経験を積ませてもらえる、費用もサポートしてくれる病院はどうやって探せば良いのでしょうか。

各病院の看護師募集ホームページの情報だけでは、認定看護師取得支援の具体的な内容が分からない事がほとんどです。

一番確かな方法をお教えしましょう。

看護師専門の転職サイトに登録して、認定看護師取得支援をしてくれる病院と出合う方法です。病院は、認定看護師を取得したい熱意を持っている、やる気ある看護師の就職を期待しています。

専任のアドバイザーが、認定看護師取得までに必要となる経験や、病院からの支援についてしっかり情報提供し、就職までの流れをサポートしてくれます。

認定看護師を目指すために必要な支援とは

今までの内容をまとめてみましょう。認定看護師を目指すために、どんな病院を選べばいいのか、どんな支援が必要かについてのまとめです。

  • 在職中の方は、認定看護師養成機関への通学期間中、在職扱いにしてくれる病院が良い。有休か出張扱いで給与が出ればなお良い。
  • 認定看護師養成機関への通学に引っ越しが必要な場合、引っ越し費用や家賃を一部負担してくれる病院が良い。
  • 5年ごとの認定看護師更新にかかる費用を補助してくれる病院が良い。
  • 認定看護師の取得を後押しする、奨学金制度がある病院が良い。
  • 日本看護協会の認定看護師教育課程奨学金制度も知っておこう。
  • 認定看護師取得をこれから目指す看護師は、看護師専門の転職サイトで情報収集しよう。

まとめ

いかがでしたか?

認定看護師を目指したいけどお金がかかりすぎる、と諦めかけている看護師さん。諦めないでください。

認定看護師資格取得を費用面で応援してくれる病院、奨学金制度のある病院看護協会の奨学金制度など、あなたのやる気をサポートしてくれる方法はたくさんあります。

ぜひ認定看護師を目指して頑張って頂きたいと思います。認定看護師だけでなく、認定看護師になりたい看護師を待っている病院はたくさんあります

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