訪問看護に資格って何がいるの?他にもスキル・ノウハウなどの必要なものは?

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看護師の皆さま、こんにちは!

忙しい毎日、疲れが溜まっていませんか?リフレッシュできていますか?

今回は、人気が高まっている訪問看護のお仕事について記事にしていきたいと思います。

  • 訪問看護に興味はあるけれど、特殊な資格が必要なのか?
  • 訪問看護師になるために必要な実務実績があるのか?
  • 訪問看護に必要な看護技術は?

訪問看護に関する疑問を解決していきましょう。

訪問看護に飛び込みたいけど不安な方、訪問看護にちょっと興味がある方、ぜひ最後までお付き合いください。

ズバリ、訪問看護師に特殊な資格は必要ありません

資格不要

えっ資格不要!?勉強も!?

看護師の資格さえあれば、訪問看護師になれます。

ズバリ、特殊な資格はいりません

看護師は「医師の指示の下、診療の補助及び療養上の世話を行う」と定義されています。法律上、定義された仕事の原則は、病院等の施設内であっても、在宅であっても変わることはありません。看護を提供する場所が変わるだけです。

近年は、国の医療政策で医療の在宅化が推進されています

すなわち、在宅患者さんだから軽症とは限らなくなってきています。人工呼吸器管理、各種ドレーン管理など医療的処置が多く、医療依存度の高い患者さんも在宅復帰されています

看護師のサポート必要とする在宅患者さんは増えています。看護師であれば、誰でも訪問看護に飛び込んでいけます。

訪問看護師になるために経験しておきたいことは

ひとりでできるようになろう

何でもひとりでできるようになろう

訪問看護に特殊な資格は必要ないと説明しました、が、経験しておくべきことはあるのでしょうか?

特別な資格は必要ありませんので、国家試験を取ったばかりの新人看護師でも訪問看護師になれます。しかし、実際の訪問看護求人の募集要項は「病棟経験5年以上」「病院勤務3年以上」などの条件が付いていることがほとんどです。それはなぜでしょうか?

訪問看護は、原則として看護師1人で在宅患者さんを訪問します。

訪問看護師は、身体観察、アセスメント、指示された処置を1人でも安全に行える看護技術が要求されます。そのため、医療機関で勤務した経験を求める訪問看護ステーションが多いのです。

訪問看護師は、一定期間の病院勤務経験がある方が有利だと言えるでしょう。

訪問看護に必要な看護技術とは

ジーッ(観察中)

訪問看護で絶対に必要な看護技術は、バイタルサイン測定と身体アセスメント能力です。つまり、患者さんを観察する技術です。

それだけでいいの?採血技術は、末梢静脈路確保は、人工呼吸器の取り扱いは?と不安に思われる方もいると思います。

訪問看護ステーションによって、医療必要度が高い利用者さんが多いか、介護必要度が高い利用者さんが多いかの割合が変わってきます。

医療保険を利用した訪問看護の利用者さんは、医療的処置が多い傾向にあります。

訪問看護ステーションの就職面接では、現場で必要とされる看護技術について質問することをおすすめします。

膀胱内留置カテーテルの交換と管理、胃ろうの管理は、ほとんどの訪問看護で必要になってきますので、これらの看護技術をマスターしておく方が良さそうです。

訪問看護は看護サマリーなどの文書作成が多い

カタカタ…パーンッ!!ってできるようになりたいね!

訪問看護は、看護サマリーや訪問看護報告書などの文書作成業務が結構あります

利用者さんが入院することになった、介護施設へ入所することになった場合、身体状況や服薬情報を文書化して提供する必要があります。

また、利用者さんの主治医への問い合わせや、報告も文書で行います。訪問看護師は、利用者さんの状況を、簡潔に分かりやすくまとめる文書能力が求められます

文書作成はパソコンで行うことがほとんどです。訪問看護師は、ワード文書作成等の基本的なパソコン操作能力が必要と言えるでしょう。

訪問看護師の作成する文書は、医療者だけが参考にする訳ではありません。

ケアマネージャー、施設介護士、ホームヘルパーも閲覧し情報共有します。

そのため、文書の送り先によっては、医療専門用語をかみ砕いて分かりやすい表現が必要です。

訪問看護師は、文書作成と基本的なパソコン操作技術が必要と言えるでしょう。

看護技術に自信が無い?訪問看護の現場教育とは

身体アセスメント、文書作成、パソコン操作に自信がない。訪問看護師には向いていないのか。そんな心配はありません。

訪問看護の世界に飛び込んでくる看護師さんの背景は様々です。

  • 急性期病院での経験が長く、在宅は始めての看護師さん
  • 前職が手術室勤務の看護師さん
  • 病院での勤務経験が半年位しかない看護師さん
  • ブランクが長い看護師さん

など様々です。

訪問看護は、1対1の現場教育が充実した職場が多くあります。医療的処置が苦手な看護師さんは、採血や点滴がない利用者さんを割り当てるなど、配慮しやすいのが訪問看護の特徴でもあります。

看護技術に自信が無い看護師さんも、じっくり学んでいきやすいのが訪問看護です。

在宅看護に正解は無い、コミュニケーションが大切

キレイな病院内…とは違う!

キレイな病院内…とは違う!

在宅看護に正解はありません。

入院病棟での看護は、物品配置や環境整備などすべてにおいて、マニュアル通りに行う義務があります。

事故防止や感染防止のため、患者さんは管理されます。入院患者さんのベッドや床に、食べかけのおやつや、汚れたオムツが置いてあるケースはありませんね。

訪問看護の利用者さんは「自分の家」というプライベートゾーンに居ます。

住環境は、本人や家族の自由です。在宅患者さんの中には、ゴミをかき分けてしか進めないようなお宅や、エアコンが無く蒸し風呂のようなお宅、清潔で快適とは言えない環境も少なくありません

療養環境という意味では「不潔、汚い、臭い、ゴミを捨てるべき、エアコンを取り付けるべき」と指摘することは正論かもしれません。

しかし、利用者さんの居宅について、一方的に否定的な意見をぶつけることはトラブルの原因になることもあります。

たとえ、利用者さんの健康管理を考えた意見であっても、心理的、経済的負担に感じる提案をしてしまうと、訪問看護自体を拒否されてしまう恐れがあります。

住居環境に関する意見や要望は、ケアマネージャーとよく相談の上、利用者さんとご家族にお伝えすることが大切です。

訪問看護師は、じっくりお話を聞いて、コミュニケーションを取りましょう。信頼関係が構築されてから少しずつ実現可能なプランを提案する粘り強さが必要と言えます。

訪問看護に求められる、コミュニケーション技術

訪問看護に特殊な資格は必要ありません。医療的な看護技術が苦手でも、訪問看護ステーションの現場教育で習得できるでしょう。

訪問看護に飛び込みたい看護師さんにもっとも求めるものは、コミュニケーション技術です。

訪問看護師のコミュニケーションの対象は、利用者さんです。

その他に、ご家族、ケアマネージャー、担当主治医、かかりつけ病院の地域連携室、病棟看護師、在宅ヘルパー、ショートステイ先の介護士など多岐にわたります。

関連部署との円滑なコミュニケーションは大切です。漏れの無い情報共有は、利用者さんの利益につながります。

訪問看護への転職を成功させる秘訣とは

訪問看護への転職を成功させる秘訣は、自分に合った訪問看護ステーションを選ぶことです。

  • 病院勤務の経験が長い
  • 看護師としてブランクが長い
  • 医療的な看護技術が苦手
  • パソコン操作に自信が無い
  • そもそも訪問看護に向いているのか分からない

これらの不安を解消するために、就職活動でチェックすべきポイントを挙げてみましょう。

  • 訪問看護ステーションの現場教育体制
  • 医療依存度が高い利用者さんの割合
  • 緊急訪問の有無と件数
  • 一日当たりの平均訪問件数
  • 訪問看護の移動方法
  • 人工呼吸器管理など高度な医療知識が必要か

自分が出来ること、できないことを正確に伝えた上で、これらの項目についてしっかり質問することが、失敗しない訪問看護ステーション選びの秘訣です。

求職側の訪問看護ステーションが、どんな人材を求めているのかを把握して就職することが成功の秘訣です。

訪問看護の転職は、看護師専門の転職サイトで

訪問看護ステーションは少人数(常勤換算3.5人)で運用されている事業所が大半です。いったん就職してしまうと「合わないから」という理由で退職することが難しいのが実情です。

訪問看護ステーションへの転職は絶対失敗したくないですね。

就職前にチェックしたいポイントを面接で全て質問することは、まず不可能だと思います。

自分に合った訪問看護ステーションかどうかを見極めるために、看護師専門の転職サイトへの登録をおすすめします。

看護師専門の転職サイトへの登録は無料です。面接前に、訪問看護ステーションの内情について専任のアドバイザーに聞く事が出来るので、安心して面接にのぞめます。

履歴書の書き方、面接で聴かれる志望動機の答え方などもアドバイスしてもらえて安心です。

現在オススメの看護師転職サイトはこちらになります。利用者の声を聞いてみました。

まとめ

訪問看護に特殊な資格は必要ありません。

訪問看護に興味がある、やってみたいという看護師さんは、コミュニケーション技術さえあれば、いつでも訪問看護に飛び込んでいけます。

しかし、訪問看護ステーション側が求めている看護技術のレベルは違いがありますので、死転職活動で自分に合っているかをしっかり把握したほうが良さそうです。

訪問看護への転職を成功させるため、ぜひこの記事を参考にして頂きたいと思います。

訪問看護への転職を応援しています!

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