看護師的BESTな退職願の書き方、出し方、タイミング!

看護師転職のコツ
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退職願は、看護師に限らず社会人になると書く機会があると思いますが、いざ書こうとすると書き方に困ってしまうという方は多いのではないでしょうか。

退職に関する話題は同じ職場の同僚にも相談しにくい内容かと思いますし、実際に私も退職願についてはネットで色々調べた経験があります。

また、書いた退職願はいつ、誰に提出するのか、はっきりしたタイミングもわかりませんよね。

そこで今回は、看護師の退職願の書き方を簡単な例文を交えて紹介すると共に、退職願提出のタイミングなどについてもここでレクチャーしたいと思います。

退職願とは?

退職願一般的に退職願とは、「労働契約の解約を願い出るもの」で、「会社に退職の意思を伝えて承諾されて初めて退職できる」ため、提出したからと言ってすぐに退職できる訳ではありません。

そのため、相手が承諾するまではいつでも撤回する事ができるという事になります。

また、同じと思われている「退職願」と「退職届」の違いについてですが、退職願は【自己都合による退職の際に使用するのが一般的】で、退職届は【会社都合での退職で使用する場合が多い】ようです。

ちなみに「辞表」は、一般社員が使うのではなく、会社の運営に関わる役員や公務員が提出するものなので、看護師が転職や辞職する場合は「退職願」または「退職届」を提出するという事になります。

退職願(退職届)の書き方とポイント

それでは、退職願(退職届)の具体的な書き方を紹介します。

会社によっては決められた書類がある場合もありますので事前に上司に確認しておくようにしましょう。

決められた書類がない場合は、白無地の封筒とA4サイズの用紙(便箋など)を使用します。記入は黒インクで行い、押印も必要になります。

書く際のポイントもまとめておきますので、是非参考にして下さい。

退職願

縦書きが一般的ですが、横書きがダメという訳ではありません。

誤字・脱字なく、必要な項目を記載し忘れないように注意しながら書きましょう。

<例文>

※ここでは横書きで書いています。

退職願

私事、

この度、一身上の都合により、平成〇年〇月〇日をもちまして退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

平成〇年〇月〇日
看護部〇〇科  名前  印

○○病院  ○○病棟(外来)看護部長または科長  名前 殿

※科長ではなく院長宛てにするべきか事前に上司に確認しておきましょう。

<記入のポイント>

  • 冒頭には「退職願」と記入します。以下の文章より少し大きめの字が良いでしょう。
  • 本文の書き出しは「私事」または「私儀」と一番右(縦書きの場合一番下)に記入します。
  • 退職理由の詳細は記入する必要はありません。どんな理由でも「一身上の都合」と書くのが一般的です。
  • 退職を願い出る書類のため、「退職する」ではなく「お願い申し上げます」と伺いを立てるように記述します。
  • 退職日と退職願を提出する日付は和暦で記入します。
  • 退職日時点での所属部署を記入します。
  • 自分の名前の後に押印しますが、極力シャチハタは避けるようにしましょう。三文判は使用してOKです。
  • 看護師の退職願の場合、宛名は病院の院長または看護部長となるかと思いますので、どちらが良いのか事前に確認しておくと良いと思います。ちなみに私の場合は看護部長宛てでOKとの事でした。
  • 封筒の表面には「退職願」とだけ記入し、裏面には自分の所属部署と名前を記入しましょう。

退職届

<例文>

退職届

この度、一身上の都合により、平成〇年〇月〇日をもちまして退職いたします。

平成〇年〇月〇日
看護部〇〇科  名前  印

○○病院  ○○病棟(外来)看護部長または科長  名前 殿

<記入のポイント>

退職願と同じ書式で構いませんが、冒頭を「退職届」として語尾を「~退職いたします」と断定的な言い方へ変える必要があります

参考になりましたでしょうか。では次に、書いた退職願(退職届)を提出するタイミングについてまとめますね。

退職願を提出するタイミングは?~受理されるまでの流れ

退職を決めた時点ですぐに退職願を作成しておくのは自由ですが、いきなり上司に相談もなく提出するのではなく、まずは退職の意思がある事を事前に伝えるようにしましょう。

看護師が働く職場は常に忙しいので、上司を呼び止めて退職の話をするのは勇気がいりますよね。定期的に人事面接(人事考課)を行っている職場の場合は、その時が絶好のタイミングかと思いますが、そうではない職場の場合はいつが良いのでしょうか。

上司の時間がありそうなタイミングを狙う

オコ気味な先輩ナース

(今は忙しいの)

当たり前ですが、空気を読んで上司が忙しそうにしている時は避けましょう。

退職の意思を伝えて「はい、そうですか」という端的な話にはならないと思いますので、時間に余裕がありそうな時=昼休憩前や勤務終了時などが望ましいと思います。

事前に「今日の勤務終了後少しお時間頂けませんか?」などと上司に都合を確認しつつ話をしたい事を打診しておくのも良いと思います。

上司に時間を貰って退職の意思を伝えたら、退職願の書き方のマニュアルはあるのか、誰宛てに提出するように書くべきなのか、具体的な退職日についての相談もしなければなりません。

退職する何日前に報告するもの?

やめたいと思う日

辞めたい日に辞められるとは限らない

一般的には退職したい時期の1~3ヶ月前には遅くても報告をしなければならないかと思います。

私の場合は勤務調整や他の看護師への仕事の割り振りなどの都合もあって、自分が思っていた辞職タイミングよりも半年近く先延ばしにされました。

人材不足の職場では、経験がある看護師ほど辞職を踏みとどまるように説得されたり、委員会や新人指導などがひと段落するまでと時期を伸ばすようにお願いされる事もあるかと思います。

特に予定がない場合は職場の都合に合わせても良いですが、転職する都合などがある場合は転職する事は伝えなくても自分の退職時期の希望をしっかり伝える必要があります。

双方が納得した上で、退職の目途が立ったら退職願も受理されます。お互い気持ち良く円満に退職できるように、きちんと話をして下さいね。

退職願は形式にすぎないが必要!

私が退職の際に書いた退職願についてのお話を少ししたいと思います。

そもそも私がなぜ退職を考えたのかと言うと、勤めていた職場が嫌になった訳でもありませんし、看護師という仕事が嫌な訳でもありません。

私の退職の理由は「結婚を機に夜勤のない職場で働きたい」「夜勤専従をした事でホルモンバランスが崩れ、生理不順になった」この2つが大きく、結婚をきっかけに子供も欲しかったので妊活も含めて退職を考えました。

上司に正直に退職理由を報告し、退職の意思を伝えると、「夜勤をしなくても良いように外来に異動させてあげるから退職は考え直して」「退職しなくてもしっかり休みをあげるから体を休ませなさい」と言われました。

当時の私の看護師としての経験年数も10年近かったため、なんとか退職は避けようと引き止めてくれましたが、私の意思は固く何度も退職の意思を伝えました。

すると「せめて指導している新人が一人立ちするまで半年は残って欲しい」と言われ、職場の思い通りになるのも嫌でしたが、新人看護師の指導を途中で外れるのも無責任かと色々悩んだ結果、次のボーナスを貰って退職する事で双方が納得して退職する事に決まりました。

おおよその退職日が決まると、残っている有給を消化したい希望を伝え、退職願についても確認しました。

私が働いていた職場の場合は、病院(職場)指定の退職願(用紙)があり、それに必要事項を記入するか、自分でまとめて書いて提出してもどちらでも良いとの事だったので、私は病院指定の用紙に記入する事にしました。

病院指定の退職願は、すでに最低限の事項がプリントされていて、退職理由と自分の所属部署と名前を記入し、印鑑を押すだけの簡単な作業でしたが、書き間違えた時は書き直し誤字・脱字がない状態で提出するように言われました。

記入した退職願は記入した時点で提出しても良く、退職日までに忘れず提出するように言われました。今思うと結構適当な職場だったのかも知れません(笑)

私の職場のように形式として退職までに退職願を記入して提出するように指示される場合もあれば、しっかり段階を踏んで退職願を提出しなければならない職場もあります。

また、職場の指示で書き直しが必要になるケースもありますので、事前の確認が必要不可欠という事になります。

どちらにしても、看護師に限らず務めていた職場を退職する場合に退職願は必要となりますので書き方や提出のタイミングについて知っておいて損はないはずです^^

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