看護師は復職が当たり前!?・・・だって多くが女性ですもの。
カテゴリー:看護師転職のコツ

「看護師は離職率が高い。」

あなたはそんな言葉を聞いたことがありませんか?

実際に、看護師の離職率は高いです。

その一方で、看護師は復職率が非常に高いのも事実です。

看護師はなぜ離職率と復職率が高いのか、そして復職する場合にはどのような現場がオススメなのか、一緒に考えていきましょう。

看護師の離職率と復職率って?

なんで離職・復職が多いの?それではまず始めに、看護師の離職率と復職率についてみてみましょう。

2017年4月に日本看護協会が発表した「2016年病院看護実態調査」では、常勤看護師の離職率は10.9%で、5年間も11%前後で推移しています

これだけを見ると非常に多くの人が離職しているように感じますが、驚くのは再び看護師へと復職した率が8割にのぼるということです。

これだけ復職率が高いのは、看護師の95%が女性であり、結婚や出産・子育てで一時的に離職せざるを得ず、落ち着いたらまた現場復帰をする看護師が多いことがあげられます。

この数字を見ると、看護師が復職をする、というのはとてもありふれたことなのです。

復職したいけど、心配なことがたくさん・・・復職のメリットはある?

お悩みナースそもそもあなたはなぜ復職を考えているのでしょうか。

お金のためでしょうか?

それとも看護師として社会貢献をするためでしょうか。

いずれにせよ、数年間苦労してつかみ取った看護師という国家資格なので、使わない手はありませんね。

ありがたいことに、看護師の資格があれば一般のアルバイトと比べても時給は非常に高いです。

それだけ看護師が社会に必要とされているということです。

復職すればお金がもらえるのはもちろんですが、何より患者様に「ありがとう」と言ってもらえることが看護師として最大の喜びです。

その時、あなたは「あぁ、看護師という仕事を選んで良かった。」と心の底から感じることができるでしょう。

そして同時に、困っている患者様に助けるということは社会に貢献していることにつながります。

お金がもらえて、社会貢献ができて、復職に関して最初は少し戸惑うこともあるかもしれませんが、とっても素敵なことです。

実際、復職するとしたらどんな現場がオススメ?

ネットで調べる

どれ、ネットで調べるか。

では実際に復職をするとしたとき、どんな現場が良いでしょうか。

「看護師 採用」で検索をすると、いろんな登録サイトや求人が表示されます。

正直、求人が多すぎてどれがいいのか分からない、どの登録さいとに登録すればいいのか分からないという気持ちがありますよね。

ここではご年配の元看護師、ママナース、シングルマザーナースの3つの場合に分けて考えていきます。

ご年配の元看護師が復職したい場合

ご年配看護師看護師に必要なのは技術、知識、そして体力です。

この3つに対して、どのくらいの自信があるのかによって復職先は変わってくると思います。

まず、技術に関しては、どのくらいのブランクがあるかが大事になってきます。

採血などの看護技術を最後にしたのはもう何年も前で自信がない・・・なんて人もいるかもしれません。

知識に関しても、医療に関する大きな枠組みは分かりませんが、薬や治療は日進月歩。

私が呼吸器内科で勤めていた数年の間で、抗癌剤は5種類近く新しいものが開発されました。

薬それぞれに特徴があり、新しい薬が開発される毎に新しい知識を覚えるのが正直大変でした。

そして体力ですが、新人の頃はなんともなかった夜勤が、年を追うごとに辛くなっていきました(笑)

ご年配の元看護師にとって、夜勤は少し大変かもしれませんね。

以上のことをふまえると、細やかな技術が必要で、新たな治療や薬を覚えなくてはならず、夜勤が必要な総合病院は少しハードルが高いかもしれません。

私のオススメとしては、クリニックやデイサービスなどが勤務しやすいと考えています。

特にデイサービスなどは、高齢の利用者様とたくさんお話する機会があります。

利用者の方も、若い看護師よりは自分に少しでも年齢の近い看護師の方が話やすいと感じるでしょう。

そして、働く側としても話が合えばより楽しいと感じることができるでしょう。

育児中のママナースが復職したい場合

夜勤の月ママナースの大きな問題は、夜勤になると思います。

子供にとってママは一人だけで、誰も代わることができません。

特に小さい子供がいるなら、夜中にママを求めて泣いてしまったり、なんてこともあるかもしれません。

そしてなにより、子供をおいて夜勤をするということに関して家族の理解が必要になります。

たとえば私の場合、旦那は「子供が小さいうちは母親に家に居てやってほしい」と言っているので、私はしばらく夜勤のある総合病院で勤務することは不可能となります。

きっと、そんな家庭が少なからずあるのではないでしょうか。

そして、夜勤をするにはサポート体制が必要になります。

夜勤の時は、早ければ夕方にも出勤となります。

保育園には延長保育があると言えども、遅くても20時頃までです。

今の現実社会で、旦那様が残業なく毎日定時に退社して子供のお迎えに行ける、夜は自分と子供のご飯を準備して、お風呂に入れて寝かしつける・・・

そんな旦那様はほとんどいないと思います。

そうなると必然的に祖父母のサポートが必要になります。

実家に住んでいる、実家が近くにある、という人なら、祖母にお迎えをお願いできますが、そうでなければ自然と夜勤は不可能になります。

次に考えるポイントとしては、正社員として働くのか、パートとして働くのかです。

子供がいるけど復職をする・・・きっと理由はお金を少しでも稼ぐため、なのではないでしょうか。

愛する子供を預けて働くからには、できるだけ短い時間でより多くのお金を稼ぎたいですよね。

お金をたくさん稼ごうと思うのなら、ボーナスの出る正社員の方がはるかに稼ぐことができます

しかし、小さな子供を育てていると問題になるのは子供の体調不良です。

突然職場に「熱を出したのでお迎えに来てください」という電話がかかってくる・・・こんなことがしょっちゅうになります。

正社員として働いていると、途中で仕事を全て任せて退社するというのはかなり心苦しいですね。

看護師は普通の会社員と違い、その日休んだ仕事を自宅や翌日に行う、ということができません。

その日できなかった仕事、つまりその日の患者様に行うべきである処置は必ず別の看護師が追加で行うことになります。

何日もそれが続くと、自分も申し訳なく思ってしまうし、周りの看護師も心に余裕がなくなって嫌事を言われてしまったり・・・。

今日も途中で退社して申し訳ないなぁ、また休んだって悪口言われてないかなぁ、なんて思うのは、なんだか辛いですよね。

そう考えると、正社員よりはパートなどの方が少し気は楽かもしれません。

そして、子供が体調不良になった時、自分が抜けても大丈夫な病院であればいいのですが、小さなクリニックなどであると看護師の人数が少ないため抜けることすら出来ない可能性があります

そのため、少人数の看護師で回しているクリニックやデイサービスなどは不向きとなります。

復職されたママナースが最も多いのは総合病院の外来や、大きなクリニックなどです。

周りにたくさん復職された先輩ママナースがいるので、仕事のことだけでなくプライベートのことまで相談できますね。

そして何より、同じママナースとして働き方に理解があると思います。

復職する時は、「夜勤の有無、早退のしやすさ、ママナースの有無」などのポイントを中心に再就職先を検討してください。

シングルマザーナースが復職したい場合

小児乳幼児シングルマザーナースは、何より子供のためにお金を稼がなくてはなりませんね。

パートではなく、がっつり手当やボーナスが出る正社員で働くことがオススメです。

しかし大きな問題は、子育てをサポートしてくれる環境がどのくらい整っているかです。

実家に戻っていて両親と一緒に住んでいるのであれば、子供の面倒をお願いできるので仕事に集中することができますが、子供と自分だけで暮らしているのであれば看護師としての仕事と子育てを両立することはかなりハードになります。

まず1つ目の関門は夜勤です。

ここ最近夜通し子供を見てくれる保育園がチラホラ増えてきましたが、それも大都市に限局しています。

最も安心できるのは、病院に保育園が併設していることですが、その保育園も夜勤中まで保育してくれるところはかなり稀です。

しかし夜勤をするとしないでは給料にかなりの差がでるので、お金のことを考えると夜勤は不可欠です。

そのため、夜勤ができるサポート体制を確立することが大切です。

私の勤めていた大学病院では、子供が小さいうちは夜勤免除でした。

いつまで夜勤免除なのかは師長との相談でしたが、そのように子育て中の特権がある病院を探すのも1つです。

そして、ママナースと同じく子供が熱を出した時に仕事を抜けることが出来るのかも大切なポイントです。

できるだけ稼げる大きな病院で正社員として勤める、その一方で子育てには理解があり、夜勤免除や時短などの制度が整っている、という現場で働くことがオススメです。

働きながら子供の面倒を見る、というのは本当に大変なことです。

しかし、そんな母の姿を最も近くで見ている子供は、必ず将来母のように強くなりたいと思うようになるでしょう。

仕事と子育て、どちらも充実した時間を過ごすことのできる職場を探しましょう。

ブランクがあっても大丈夫!
勇気を出してもう一度看護師として復職しよう!

退職、復職、人それぞれ様々な理由があって今に至ります。

しかし、職場によってメリットデメリットがあるのと同じように、職場によって求めている人材も違います。

そして、冒頭に述べた通り看護師は8割の人が復職するのです。

なので、あなたは大勢のうちの一人であって、復職することに関して全く気にすることはありません

久々にナース服に袖を通して働くのは少し緊張するでしょうが、困っている患者様に看護を行い、その患者様に「ありがとう」と言われた時に、やっぱり看護師として働いていてよかったと感じるのではないでしょうか。

まとめ

看護師不足と言われている現在、どこもあなたの復帰を心待ちにしています。

ブランクあって少し怖いなぁと感じているかもしれませんが、全く気にすることはありません。

どこに行っても、きっとあなたは歓迎されるでしょう。

そして、社会貢献できていることに喜びを感じるでしょう。

復職する最初の一歩をためらいがちですが、誰もが通っている道です。

必ず、「あぁ、そんなこともあったなぁ、懐かしいなぁ」と思う日が来ますよ。

あなたの助けを待っている患者様のためにも、また看護師として楽しい日々を送ってくださいね。