何年もブランクありな看護師必見!ブランク年数別復職ルートを徹底解説!

看護師の職場でよくあるのは、新卒者かお局の熟練看護師しかいないという状況ですよね。

この状況が出来上がるのは、20代後半から30代の看護師が、結婚や出産ラッシュに入るからという理由が大体あてはまります。

出産により、ほとんどの方が産休+育休を使い、ブランクから復職する看護師も多くいます。

しかし、2人目、3人目…と年が近いお子さんができると、なかなか復職を果たせず、気づけば10年ブランクが空いていたという方も多いのではないでしょうか。

ブランクがいくら空いても、国家資格に更新制度はないので、資格を一生使うことが可能ですが…雇ってくれるのか不安はつきものですよね。

また、どのような一日のスケジュールで働けばいいのか具体的に想像できなくて、再就職を渋っている方も多いのでは?

そこで、今回は、再就職にオススメの職場や、ブランク期間にできる対策先輩ママナースの働き方の例などをまとめてみました!

看護師はブランク何年目から再就職は厳しくなる?

女性社会特有のアレ

復職すると年下看護師が多い

ブランクが1年から5年程度の場合は採用を決める際に、離職前の勤務年数を考慮されることが多いです。

ブランク10年以上となると、その前の経験年数はほとんど考慮されません

そのため、ブランク期間が一桁台の頃は比較的どこでも技術的にはスムーズに雇ってくれる傾向があります。

ブランク期間が二桁の大台に乗ると、一年目と同じ扱いというだけでなく、同僚が年下の割合が高くなるので、関係性が難しい、という難点もあります

そうは言っても、場所を選べば就職できるのが、看護師の資格の強い所です。

そこでブランク年数別に、スムーズに就職できる職場をご紹介します。

ブランク3年未満なら【急性期病棟】はイケる!

目指せ復職看護師

展開が早く、即座のアセスメント力、医療技術が求められる急性期病棟に、スムーズに復帰できるのは、ブランク期間3年まで。

医療行為が多く、最新の看護知識・技術が必要となりますので、ブランクが長いと、復職するのは大変です。


ブランク5年未満なら【療養型・回復期病棟】はイケる!

訪問看護認定看護師のなり方高齢者が多く介護量は多いですが、最新技術は急性期病棟ほど求められません

最低限、死の淵の見極めができるのなら日々の生活ケアが主な仕事なので、ブランクが5年あってもスムーズに就職は可能です。

ブランク5年以上でも就職できますが、病棟の為一日の業務量が多く、体力が必要なのと、効率的な動きの勘が戻る点に関して、雇用先から不安がられるでしょう。

ブランク10年未満なら【クリニック・診療所】はイケる!

クリニックや診療所では使う看護技術が病棟よりも限られているので、ブランクが長くても復職可能です。

すでにブランクのある看護師を雇っているクリニックや診療所を選びましょう

ブランク10年以上なら【介護施設】はイケる!

信頼関係の構築

デイケアや、介護福祉施設(特養)といった介護施設はブランクが10年以上あっても、病状が落ち着いている方、もしくは終末期の方の療養上の世話なので、医療行為や力仕事が少なめで、復職しやすい職場になります

ただし、介護保健施設に関しては、在宅復帰に向けた看護が必要な患者もいるし、夜勤もあるので、10年以上のブランクにより『医療的判断が鈍る、働き方が合わない』といった問題起こり、スムーズな就職は困難と言えるでしょう。

ブランク中にできる復職対策とは?

ブランクが空いても就職できる職場は探せばたくさんあります

それでは、職場探し以外の復職対策として、技術力について不安な方への支援があることをご存知でしょうか?

各都道府県にあるナースセンターでは、就業、復職を希望する看護職に向けた就職の紹介・あっせんを含む、色々な支援を行っています。

長いブランクから復帰を希望する看護職向けに、知識力、技術力向上のための研修や実習があるのです。

また、そのような就業支援だけでなく、子育て中の看護職や定年退職者同士が交流できる交流カフェなどの企画も行っています

「お住いの都道府県 ナースセンター」で検索すると、再就職についての支援情報が得られるので、一度見てみることをオススメします。

そして、ブランク明けの復職の為の心がけとして大事なポイント2つです。

  1. 『ブランクがあっても働ける職場を見極める』
  2. 『できなきゃいけないという思い込みを捨てる』

職場の見極めは、先ほどのブランク年数別のオススメ職場を参考に、できるだけ同じような境遇の方がいる職場で、中途採用者ばかりの職場の方が復職しやすいでしょう。

『できなきゃいけないという思い込みを捨てる』思い込みを捨てることについては、『かつての自分』ではできていたことを『今の自分』と比較するような気持ちを捨てるということです。

ブランクがあっても仕事をしようと思う自分の勇気をほめて、できないことは職場の方に聞いてみるなり、仕事に慣れてくるのを待ってみましょう。

決して、『できない自分』は迷惑ではなく、仕事をする気持ちがあるだけ、就職先の施設にとっては助かる人材なのです。

このように、ブランク中には就職先探しもスキルアップも大切ですが、ブランク明けにも通じる気持ちの整理も大切なのですよ。

再度看護師として働いたら生活はどうなるの?何を考えればいい?

なんで離職・復職が多いの?ブランク期間が長い、また、育児しながらの仕事をしたことのない方は、働いたら家族の生活がどうなるのか不安ですよね。

そこで、ここでは何を検討すればよいのかまとめてみました。

まず、必要なお給料から計算してみましょう。

保育所に子どもを預けて働くならば【保育料】がかかり、その分を自分の給料から差し引いて、残りがいくらか計算してみるのです。

保険また、配偶者がいた場合、扶養に入っている方がほとんどだと思いますが、扶養の範囲内という壁も立ちはだかりますね。

よく聞く、103万円以下というのは、所得税と住民税の扶養控除を受けるための条件です。

所得控除前の給与収入が103万円を超えると所得税がかかり始め、141万円をこえるとしっかり税金がかかるので注意です。

さらに、130万円という額もよく聞きますが、これは配偶者の会社の健康保険の扶養家族となる条件のことです。

しかし、パートであっても雇用先の健康保険に入れる可能性が高いので、仮に配偶者の扶養家族から外れても、保険料の高い国民健康保険に加入するということはあまりないかと思います…が、雇用時に確認は必要ですね。

一番税金がかからない給料は年間で130万円まで、とおぼえておきましょう。

次に、雇用形態を生活スタイルに合わせて考えましょう。

フルタイムでは保育所の時間や子供の体調不良時の勤務の融通が利きづらい…ということもあり、ママナースは時間を短縮したり、パートもしくは派遣で働くという方が多いです。

保育所の審査が通りやすい正社員になりたい方は、育児短時間勤務制度(1日6時間勤務)を利用すれば家事や育児に時間を当てられ、健康保険などの福利厚生も保証されます

パートや派遣勤務であれば、働ける時間や日にちを相談しやすく、残業はほぼないと言えます。

新生児家事や育児の時間、保育所の時間、配偶者の生活スタイルの時間を一回書き出してみて、その時間に合う働き方ができるように、雇用先とは相談しましょう。

後程、参考程度に先輩ママナースの一日の過ごし方を載せておきますね。

そして、周囲(家族、保育所など)の協力を得られるかどうかも重要となりますね。

配偶者と子ども以外の家族が遠方にいる場合、頼れるのは行政や民間の保育施設です。

行政の保育施設は、保育園への入園申請ができる時期が決まっているので、お住まいの役場に確認して、申請できるようにしましょう。

しかし、入園審査を通過しても、入園できるのは新年度からという地域がほとんどです。

年度途中から復職を考えているのなら、民間の保育施設を行政の保育園に入れるまでのつなぎとして利用する…という手段もアリです。

ブランク明け看護師の働き方、一日のスケジュール♪

参考にするのもアリな、働くブランク明け看護師たちの一日の過ごし方を勤務形態別にご紹介しますね。

正社員・フルタイム勤務の場合

6時台~7時台 朝食の準備から子どものお見送りまでを旦那さんと協力して行う
8:30 勤務開始
17:30 勤務終了後、保育園へ迎えにいく
19:00 夕飯後、子ども3人と旦那さんが入浴
22:00 子ども就寝、洗濯ものを干して入浴し、就寝

時短勤務の場合

6時台~7時台 朝食、子どもを保育園へ
8:30 出勤
9:30 勤務開始
15:30 勤務終了後、保育園へ迎えに行く
17:30 夕飯、保育園の物を洗濯、明日の準備を行う
21:30 寝かしつけ

クリニック・午前勤務のパートの場合

6時台~7時台 朝食、子どもを保育園へ
8:30 出勤、物品の準備・掃除から始まり9時から診察介助
9:30 勤務開始
12:30 診察終了=勤務終了
13:30 帰宅後、夕飯などの買い物、家事を行う
16:30 保育園へ迎えに行く
17:30 帰宅後、子どもと一緒に夕飯と入浴
19:30 子供の寝かしつけ
20:00~21:30 旦那さんの帰宅、夕飯準備と洗濯

というように、勤務時間によって、子どもの就寝時間や、家事ができる隙間時間が変わってきますね。

どのように働けるのか、これを参考に、家族と相談してみましょう。

おわりに

看護に携わっていない時間が10年以上ある場合、再就職はかなり厳しくなりますが、ブランク明けにオススメの職場をご紹介した通り、雇ってくれる所は必ずあるはず。

「自分はこれだけやってきた」という過去に縛られると、復職の際の壁になる可能性があることを心に置いておきましょう。

またブランクの時期に何もしないと復職の不安は募るばかりですので、技術研修や生活スタイルに合わせて雇用してくれる職場を探してみましょう。

せっかく看護師業を再開するのなら、ブランク年数やハードな職場環境に縛られず、お仕事をしていきたいですものね。

ブランク明けで子育てしながら働いている看護師は多いので、先輩ナースの働き方も参考に復職に向けて動き出してみましょう!