カテゴリー:看護師ゴシップ記事

仕事が「きつい」「過酷」であるため、辛いと感じている看護師は多くいます。その内容としては

  • 日勤だけではなく夜勤もあるシフト制勤務であるため、不規則な生活になりがちであること
  • 人間相手の仕事であるため、淡々と業務が進められるわけでもなく、時間に追われながら仕事をすることとなり、結果サービス残業が多くあること

などの理由が挙げられています。

そこで、一度は転職を考える看護師も多くいます。

しかし、他所の病院で働く看護師は自分と同じような理由で疲弊していることが多いため

「余所に転職しても同じようなら、このまま同じ職場で働き続けるか」

「どうしても受け入れられない不満があるので、この職場は自分には合わないと考えて、転職するべきか」

と悩むこともあるでしょう。

今回はそんな過酷な業務と転職に悩む看護師さんのため、その悩みを解決するための方法をご紹介します。

看護師は過酷なシフト、過酷な業務が当たり前?

過酷すぎて発狂看護師として勤務していると、誰しもが忙しい業務や過酷なシフトに「もう嫌だ」と思うことは一度はあるでしょう。

特に、新人時代や転職した当初の慣れない業務と肩身の狭さにストレスを感じますよね

ですが、時が経ち中堅の立場になってくると、今度はリーダー業務や委員会などの役職が振り分けられてくる上に、本来の看護業務もこなせて当たり前とみなされてしまいます

その結果、時間外での作業(=残業)が増えてきます。

それでも、時間外手当が付かないため、サービス残業が日常化している病院が多いです。

そして、そこに追い打ちをかけるように夜勤業務があります。

新人看護師や転職した当初の月給は夜勤に入るまでは基本給+資格手当などのみで、給与額面は看護師の平均賃金と比べて低いことが多いですが、夜勤に入るようになれば、夜勤手当が支給されるため給与は上がりますね。

しかし、シフト制勤務となるため、夜勤と日勤で生活リズムがガッタガタに乱れてしまいがちです。

また、夜勤では

  • 「寝たきりの患者が多い療養病棟なので、看護師たった2人で40人を看る
  • 「術直後の患者が多く、バイタルサインの変動も大きいため、気が抜けない
  • 「ナースコール対応に追われる間に、オムツ交換、点滴のチェックなど患者のケアをしていくため、仮眠はほとんどとれない
  • 「救急搬送で入院患者が来れば、1人はその準備や手続きに回り、夜勤は事実上1人ということもある

といった過酷な業務に追われてしまいます。

看護師の過酷な交替勤務と夜勤

夜勤ひと月あたりの夜勤回数としては、看護師確保法(1992年施行)の指針によって、3交代勤務の場合は、月8回以内にすることが努力義務とされています。

ですが、2010年の日本看護協会の調べでは、3交代の夜勤は2人に1人が月9回以上、4人に1人が月10回以上の夜勤回数となっています。

さらに2交代では5割以上が夜勤月5回以上という多さとなっています。

特に過酷なシフトとして「日勤からの深夜」が挙げられています。

日勤の始業前である朝7時30分に出勤して患者の情報収集にあたり、日勤後も19時頃まで残業して、いったん自宅に帰るものの、3~4時間後には起きて深夜勤のために出勤、といったシフトです。

例:看護師Aさんのスケジュール

日勤からの深夜入り、早出遅出ありの、3交代でも特に過酷な1週間の例をしめしてみます。

当時の所属部署・役職:精神科病院、5年目でした。

Aさんのように、日勤→深夜勤の連続勤務を経験している方からは、「3交代はしんどい」という声が多く聞こえます。

それでは、拘束時間が長くても、勤務と勤務の間隔が開けやすい2交代の方が楽なのでしょうか。

「一晩頑張れば、明けからはがっつり休める」という解放感は2交代ならではです。

ですが、拘束時間は16時間でも、定時終業時刻に終わることがなかったり、十分な仮眠もとれないため、「毎回、徹夜だと思ってこなしている」と言う人や「夜勤明けの翌日は休みとは限らず、日勤となることもある」と、こちらも過酷なシフトに疲労困憊している人も多くいます。

例:看護師Aさんのスケジュール2(二交代制で夜勤明けが休み)

・・・からの、ピーク時(当時の所属部署・役職:大学病院の内科病棟、4年目(リーダー勤務あり))ともなると、

これですよ・・・。

国際労働機関(ILO)による、『看護職員の雇用、労働条件および生活状況に関する条約』の中では、看護職の働き方について

  1. 1日の労働時間は8時間以内(超過勤務を含め12時間以内)
  2. 週休は継続する36時間以上
  3. 交代制は間に12時間以上継続した休息を入れる

などを規定しています。

それをふまえて、看護協会がまとめている、『看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン』の中でも

  1. 勤務間隔を11時間以上空ける
  2. 拘束時間は残業も含めて13時間以内とする
  3. 3交代の夜勤は月8回以内を基本とする
  4. 連続の夜勤は2回までとする
  5. 連続勤務日数は5日以内とする
  6. 正循環の交代周期にする

といった内容が定められていますが、「日勤―深夜」のシフトがあったり、「2交代の夜勤拘束時間は16時間」である病院が半数を超えているため、指針を遵守できていない病院がまだまだたくさんある現状です。

病院によっては、3交代でも日勤→深夜のシフトは組まずに、深夜入りの前は半日か休みとする場合か、2交代でも長日勤と12時間夜勤の組み合わせとする工夫もされています。

そういった、変則2交代、変則3交代においては、変則3交代制のシフトの満足度は高いという結果になっています。

看護師は前残業やサービス残業の積み重ねが過酷

過酷ナース医師や看護師などでつくる日本医療労働組合連合会は医療従事者の労働実態調査の結果として「残業が常態化している」と発表しています。

労働実態調査の回答者の半数が看護職であったとのことです。

その調査結果によると、6割近くの回答者が患者の情報収集や薬の準備などで、始業前に1時間以内の仕事をしていると言われています。

その時間は「業務時間に含まれない」ことが多い(=サービス残業です。

日勤前でも、夜勤前でも勤務帯に関係なく前残業が行われています。

看護師の過酷な残業の実態

業務時間後についても、約7割が残業をしている実態があります。

残業時間については1時間以内が多数でしたが、中には、12時間の残業をする人も全体の16.2%です。

サービス残業の内容として、多く挙げられているのは「看護記録の記載」です。

記録がサービス残業化している病院では、業務時間内に看護援助を終わらせることで精一杯になり、記録は時間外に書くことが日常化していることでしょう。

このように、看護師のシフトの過酷さや、時間外での業務の多さに疲弊して「こんなに過酷な仕事だなんて思わなかった」と不満を述べる人や、「もう無理かも。転職するべきかな・・・」と悩んだ経験がある人は多いと思います。

実際に、看護師として働くことが辛くなり、転職している人もいます。

大学病院で働いている看護師

毎日1時間ほどの前残業があり、勤務時間後に2時間前後のサービス残業をしています。

患者の回転が速く、重症度も高いため、慌ただしく、残業は当たり前だという風潮があります。

日中も座る暇なく忙しいので、カルテ記入などの記録作業はできません。

また、大学病院は指導・教育機関ということもあり、後輩や学生の指導に追われています。

確かにプライベートの時間がゆっくり持てないことが悩みですが、もう勤続10年目となっています。

患者さんへの看護はもちろんですが、指導や教育に携われることに、やりがいを感じて働いています。

勉強会や打ち合わせのために、休日に出勤することもあります。

その分、給料は近隣の病院よりも高いですし、福利厚生も恵まれています

おそらくどこの大学病院でも、同じような環境だと思って自分に言い聞かせています。

・・・よくある過酷な看護師のパターンです。

引き換えに高い給料をありますが、プライベート時間が効果的に取れないと貯金が溜まっていく一方ですね。

精神科で働く看護師

精神科に来る前は急性期病棟に勤めていました。

出産を機に残業のない精神科に復職を決めました

実際に働いてみると、スタッフ同士の人間関係も良好で、子供が急に熱を出したことを理由に休んでも、お互い様で助け合う雰囲気なので、小さな子供を持つママナースとしては働きやすいです。

しかし、精神科は患者さんとの関わり方やコミュニケーションに工夫が必要であるため、トラブルにもなりやすく、決して楽とは言えないです。

また、急性期を経験した身としては、仕事内容にはやりがいを感じられないこともあります。

精神科では医療的処置をすることが少なく、入退院も少ないため、緊張感がありません。

時間が過ぎるのも長く感じ、看護技術も落ちていると思います。

そのため、将来的に他の科に転職した時に、ついていけるのか不安になります

看護師としてのスキルアップを考えるとこのままでいいのかという気持ちにもなります。

そして、何よりも給料面でも待遇は悪いです。

急性期病院で勤めていた時より年収は100万円近く落ちました。

それでも、人間関係の良さと残業の少なさがメリットと考えて、働いています。

・・・この方のように、過酷さは給料の裏返しです。

過酷でない環境にいけば看護師も普通の一般職と同じくらいの給料になってしまいます。

看護師の過酷さは人それぞれ!解決策は?

二交代も三交代も辛く、その上残業もあるため、生活リズムがガタガタにならざるを得ません。

病院の機能、職場環境にかかわらず、臨床現場で働く看護師は、どこの病院でもそれぞれ違った悩みや不満を抱えながら看護師として働いています。

ですが、業務やシフトに対する不満を抱えながら、勤務を続けるのは辛いですよね。

そんな過酷な看護師のお仕事に、解決策はあるのでしょうか?

①師長に相談してみる

師長は、管理者として職場環境を整えるのが仕事です。

そのため、スタッフと直接面談をして、悩みや不安を聞き出し、解決に導くことも仕事です。

そこで、シフトや業務内容に不満があり、それが我が儘ではなく正当な理由であれば、管理者として業務改善を試みるべきです。

②異動を申し出てみる

「急性期病棟の忙しさについていけない」

「診療科自体が自分に合わない」

と思う場合には上司に相談して異動を申し出ることも可能です。

新人の場合や、入職したての場合には希望を聞いてもらえないこともあります。

しかし、業務内容、忙しさ、夜勤の回数などが自分のキャパを超えており、業務に支障が出ているようであれば、なるべく早く異動を申し出ることも必要です。

③それでも無理なら転職

どんなに上司に訴えても、人手不足や組織の習慣を理由にされてしまい、業務改善、異動の希望が認められない場合も多いです。

ブラック病院では、異動をしたとしても、どの病棟でも日常的にサービス残業と過酷なシフトが強制されてしまうでしょう。

そこで、転職をして過酷な職場を避けるという方法もあります。

ですが、働く前から病院内部の状況を知るのはとても難しいことです。

求人情報に挙げられている内容では楽な業務を行っているように見えても、実際の現場に入ってみると、過酷な労働環境になっていることもよくあります。

また、給与や手当だけを調べて応募し、就職をしてしまうと、前の職場と比べて給料が落ちた場合や、仕事へのやりがいがなくなった場合には、転職を後悔する可能性もあります。

なので、看護師専門の転職サービスを活用した転職を行いましょう。

看護師専門の転職サービスを利用すると、各施設の内部事情に詳しいコンサルタントからアドバイスがもらえます

そのため、「業務内容」「シフト」「給与」「人間関係」などの条件の中で、外せない条件を挙げることで、希望に合った職場を紹介してくれます。

過酷な職場で不満を抱えながら働き続けるより、労働環境が良くて長く働きたいと思える職場に出会えるかもしれません。

その前に、ナースランクが転職するなら選びたい楽な科ランキング化しましたので、ぜひ御覧くださいね!