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カテゴリー:看護師の働き方

一言で看護師と言っても、様々な役割や業務がありますよね。

外来看護師病棟看護師という言葉を聞く限りでは「外来や病棟でそれぞれ働いている看護師」という違い程度は理解していると思いますが、具体的にどんな違いがあるのかについて深くまで知らない方もいるのではないかと思いました。

私は病棟看護師として働き、現在は外来看護師として働いていますが、実際に働いてみて気付いた事もたくさんあります。

そこでここでは、外来看護師と病棟看護師の違いについて詳しくまとめてみたいと思います♪

外来看護師と病棟看護師の違いについて

なんで?まず最初に外来看護師と病棟看護師の違いについて簡単に説明させて下さいね。

外来看護師とは、外来で行われる診察や検査などの介助を主な仕事としています。

そのため、常に医師と関わる環境にあります。

病棟看護師は、入院している患者さんの観察や処置、ケアなどが主な仕事となり、医師というよりは患者さんと関わる時間が長いのが特徴です

外来看護師と病棟看護師の違いを項目別に比較

誰とでも気さくに話せる人それでは次に、外来看護師と病棟看護師の違いについて項目別に比較していきたいと思います。

あくまで私の意見なので全ての職場に当てはまる訳ではない事をご了承下さい。

外来看護師の仕事内容・業務

外来看護師の業務は、医師の診察介助が主な仕事となり、医師の指示の下で採血や注射、検査介助など看護の基本となる医療行為を患者に対して行います。

外来によって業務に違いがあるのは当然で、それぞれたくさんの診療科があります。

診療科の違いが1番わかるのが外来なのではないでしょうか。

病棟看護師の仕事内容・業務

病棟看護師の業務は、入院している患者に対しての看護または介護が主な仕事となります。

入院している患者本人だけでなく、その家族とも関わるケースもあるため、疾患についてはもちろん、患者とも深い関わりができるのが特徴です。

また、外来と違って必ずと言っていいほど夜勤があるのが病棟勤務と言えます。

外来看護師の仕事をする上での楽しさ・やりがい

ドクター外来看護師は毎日違う患者と大勢関わる事ができるので、新鮮さがあります。

また、様々な症状を訴えて来院される方と関わるため、アセスメント力が養われます。

外来によっては採血などをする機会が多いので、自分の看護師としての自信に繋がるケースもあります。

 

症状が安定している患者や比較的元気な患者と関わるため、命に関わるような危険が状況になる事は稀です。

働く外来によっては急変時などの対応とは無縁の職場もありいざという時の事を考えると不安になる看護師も少なくありません。

ですが、毎日時間に追われながら大勢の患者を回すため、仕事が終わると達成感があります。

病棟看護師の仕事をする上での楽しさ・やりがい

病棟看護師のやりがいは何と言っても患者と深く関われる事でしょう

入院期間中自分の担当の患者と関わる事は責任感にも繋がりますし、症状が快方に向かうと患者と一緒にその喜びを分かち合う事ができるのも病棟ならではではないでしょうか

入院している患者に対してしかできない医療行為もありますし、急変などのいざという時の対応も働いていると自然と身に付きます。

そのため、自分の経験やスキルに繋がる事が多いのも病棟勤務の特徴と言えるのではないでしょうか。

外来看護師の給料や休日

ほとんどの外来看護師は、暦通りの勤務となっている事が多いため、自分の休日は暦通りというところが多いかと思います。

看護師が足りている職場では順番でも休日とは別に長期の休みを取得する事ができていますが、看護師不足の職場は決まった休み以外に休む事は難しいかも知れません。

給料に関してですが、基本給や時給は看護師という資格がある以上、他の職種よりも割高な設定にしてくれている職場が多いです。

ですが基本的に夜勤がないため、外来看護師としてより稼ぎたい場合は残業や祝日出勤をしなければ稼ぐ事ができないでしょう。

病棟看護師の給料や休日

病棟看護師として働くと、祝日はシフト次第というケースが多いと思います。

他の看護師と休みが重なったり看護師が不足している場合は出勤しなければならなくなる事もありますし、なかなか自分の希望を伝える事ができない場合もあるでしょう。

私は独身の時に一般的な祝日と重ならないのは「どこに行くにも空いていて良い」と思っていた時もあります。

ですが、友人とも休みが合わないとなると寂しく感じる時もありました。

夜勤があると(16勤の場合)、必ず夜勤明けと次の日は休みになるので、月の勤務日数が少なく感じます。

夜勤がある方が体的に楽と感じる看護師も少なくありません。

給料の面は、外来と同じく残業で稼ぐ他に、夜勤をしたらその回数分だけ夜勤手当というのが付きます。

夜勤手当は働く職場によって金額に差がありますが、私が夜勤していた頃は1回の夜勤に対して15,000円が基本給と別に支払われていたので、月に換算すると結構嬉しい金額でしたね。

外来看護師と病棟看護師を経験した私の体験談

私は外来と病棟のどちらも経験していると最初に触れましたが、まず私の経験について簡単にお話させて下さい。

外来看護師になりたかったけど急性期病棟へ

暇つぶし

あーどうせ落ちたわこれ

私は20歳で正看護師資格を取得しました。

正直、国家試験後に自己採点した時点で不合格だと思っていたので、就活はほとんどしていませんでした。

結果発表を受け担任から合格している事を伝えられ慌てて就活したのですが、この時は明確な目的もなく「外来で働きたいな」となんとなく思っていました。

ですが、自分の看護師人生を考えると「最初は大きな病院で少しでも経験を積みたい」という気持ちがあったので、特に職種は選ばず急いで面接をして就職が決まりました。

結果的に最初は病棟勤務となったのですが、面接の際にも「いずれは外来で働きたいと思っているが、まずは経験を積みたい」と面接官に伝えていました。

そして出社当日配属として告げられたのは脳神経外科の急性期病棟でした。

最初はピンときませんでしたが、働くうちにとんでもなく忙しい職場だと気づき始め、あっという間に1年が過ぎ、やっと仕事に慣れてきた頃に次の年の新人看護師が入ってきた記憶があります(笑)

経験を積みたいと言っただけあって、オペ室や救急外来も兼務している病棟で想像以上に大変でしたが、今もこの経験が役立つ事がたくさんあるので死ぬ気で働いて良かったと思います。

結局この脳神経外科の急性期病棟で約6年働き、その後は内科と脳神経外科混合の慢性期病棟で約3年働きました。

病棟看護師は大変だけど不満はなかった、でも転機が訪れた

病棟時代、特に待遇などにも不満はなかったので、この時までは転職など考えた事もありませんでしたが、結婚や妊娠を機に待遇への不満が生まれ、再び外来で働きたいと思うようになりました。

具体的な待遇に関する不満としては、結婚をしても子供がいる訳ではないからと日曜などの休みの希望が通りにくい・妊娠を報告しても夜勤ができる看護師不足のため数ヶ月間は夜勤を外して貰えないなどが不満でした。

産婦人科の医師からは夜勤をしないように言われていましたが、上司に相談してもなかなか取り合って貰えず、そうこうしているうちに流産してしまい、辞職を決意して上司に報告すると「外来に異動させるから辞職はしないで」との事でした。

このあまりの対応の悪さに外来への異動を断り、転職を考えました。

そして憧れだったクリニックの外来看護師に!しかし…

次に就職したのは内科のクリニック(外来看護師)です。

脳神経外科とはまた違った診療科ですが、これも自分の経験になるかと思ったから転職しました。

内科外来での仕事について最初は基本的な採血や点滴、注射など【看護師ならでは】という仕事ができて楽しい!という印象でした。

ですが、ここも慢性的な看護師不足で看護師1人当たりの業務内容の負担が大きく、休みは固定で取れていましたが、残業代が出ない事もあり仕事内容に見合った給料が貰えていない事に気付き始めました。

また、医師もワンマンで私とは治療方針も性格も合わないと思い、1年半働いて退職しました。

我慢して働く事もできましたが、脳神経外科時代に一緒に働いていた看護師からちょうど「整形外科外来で一緒に働かない?」と声をかけて貰ったので思い切って退職しました。

そして今、この整形外科外来で働いていますが、クリニックの外来なので夜勤はないですし月々の給料やボーナス、休日も申し分ありません。

また、働き始めて出産もしましたが産休・育休も貰えましたし、一緒に働く看護師も自分と同じ子育て世代なので急な休みも「お互い様」と言って貰えるような職場なので私にとっては環境が良いと感じています。

このように転職を繰り返して、いろいろ体験できましたが、自分が求める良い職場は自分から動いて見つけなければ見つからないと思いましたね。

こうした経験から見えた外来看護師と病棟看護師の違いをまとめると

といった体験をしてきた私が思う外来看護師と病棟看護師の違いについてまとめると以下のようになります。

  • 外来はDrペースで仕事が進み、病棟は自分ペースで仕事ができる
  • 子供の行事などで休みが取りやすいのは外来
  • 外来はたくさんの患者さんと関わるが時間が短く浅く広い、病棟は決まった患者さんと深く関わる事ができる
  • 外来は固定休が魅力だが、長期休暇は病棟の方が取りやすい傾向
  • 外来も病棟も仕事の進み具合によって定時で上がれる事がある(残業も同じ)
  • 外来は残業で稼ぐ事しかできないが、病棟は夜勤をすると手当が大きい

いかがでしたか?あくまで私の見解ですが、他にも外来看護師と病棟看護師にはたくさんの違いがあります。

新人看護師として就職した時に「急性期病棟は若いうちに経験するべき」と先輩看護師に言われた記憶があり、当時はこの言葉の意味を理解していませんでした。

ですが、今となっては子育てしながらあの多忙な業務をこなす自信が自分にはありません。

逆に夜勤がある分、明けの日や休みをうまく利用する方が働きやすいと感じている看護師もいますので一概には言えませんが、大切なのは【自分に合った環境】で働く事なのではないかと私は思います。

外来しか経験がない看護師は一目でわかる!(病棟看護師目線)

外来看護師と言っても、働き方を見ていると看護師によって全然違うんですよね。

私の説明でうまく伝えられるかわかりませんが、外来しか経験していない看護師は外来での業務には強くても、病棟で経験するような移乗や介助は苦手というケースが多いと思います。

また、一部の人だけかも知れませんが私が見てきた限りでは外来だけ経験している看護師は簡単な医療行為や採血に異常な自信があったりします(笑)

逆に病棟を経験してから外来で働いている看護師は、まんべんなく仕事をこなし、患者さんのアセスメントなども多方面から考えられる知識やスキルを持っていると思います。

先入観もないので急変時の対応なども安心して任せられる印象ですね。

頭ではわかっていても、実際にその場面に直面しないとできない事もたくさんあります。

外来だけ経験している事が悪い事ではありませんが、せっかく看護師として働くからには診療科もそうですが、働き方に関しても色々経験して良いと私は思います。

無駄な経験はなく、全てが自分の経験に繋がりますからね^^

どっちも経験するのが一番いいのかなーと思いますし、外来で働いてみたいと思って病棟で働いているのであれば、意を決して外来看護師に転職すると自分にどっちが本当に向いているかわかると思いますよ。