第106回・看護師国家試験の【難易度アンケート】1位はやっぱり…!

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こんにちは!
第106回・看護師国家試験の合格発表から3日が過ぎましたが、合格発表の翌日3/28にナースランクの公式Twitterで「第106回・看護師国家試験は、難しかったですか?」というアンケートをこっそり実施していました。(投票して頂いた皆さん、ありがとうございました!)

試験直後はSNSや各方面から「難しかった!」という声が多数上がり、厚生省に対する不満が爆発していましたが、合格ボーダーラインの低下や不適切問題などを受け、受験者の皆さんが今年度の試験の難易度について改めてどう感じたかを調査するために行ったアンケートです。

さて、結果はどうだったでしょうか…?
↓ ↓ ↓ ↓

看護師アンケート

なるほど…

やっぱり1位は「難しかった・・・」
次いで、2位が「くたばれ厚生省」

という結果になりました。

今年度の試験は、やはり皆さん難しかったようですね。
出題傾向が国語力を問うような問題にシフトしているようなので、第107回の看護師国家試験での受験対策に活かしていきたいところです。

ところで、日本の看護師国家試験は外国人も受験できることをご存知ですか?

外国人の合格者が急増!?

実は、経済連携協定(EPA)に基づき、平成20年度からインドネシア、フィリピン及びベトナムの人も受験することができるようになっています。
昨今では日本の看護師不足が叫ばれていますが、これに関してはその補てんではなく

「相手国からの強い要望に基づき交渉した結果、経済活動の連携の強化の観点から実施するもの」

とされています。

そこで、気になるニュースが飛び込んできました。
外国のイメージ写真
今年度の看護師国家試験で、ベトナム・フィリピン・インドネシアから来日した外国人の看護師国家試験の受験者が、なんと「447人の内、65人」が合格したと発表されました。
外国人の合格率は、前年度「11.0%」だったところ、今年度は「14.5%」となっており、実に3.5%もの合格率アップです!

内訳としては、以下の通りです。

  ベトナム フィリピン インドネシア
受験者数 37人 192人 218人
合格者数 15人 29人 21人
合格率 40.5% 15.1% 9.6%

なぜ外国人の合格者が増えたの?

今年度の看護師国家試験の合格率は、日本人も込みで「88.5%」ですが、なぜ今年は外国人の合格者が多くなったのでしょうか?
ベトナムの受験者が前年度に続いて40%の合格率となっていることについては、ベトナムから日本への入国条件にある「日本語の能力」がフィリピン・インドネシアに比べて厳しいため、国家試験の問題も解きやすかったのではないかと厚生省が推察しています。

ここで一つ気になったのは、外国人の場合にだけ問題文が日本語なので以下のような特例の救済措置があるということ。

  • 試験時間が延長される
  • 問題文の漢字にフリガナがある

これはつまり…日本人と同じレベルで日本語を理解している外国人であれば、単純に試験時間が日本人よりも長く与えられたことになり、例えば全て解き終えた後で読み返す時間に充てられたり、不適切問題に対してもじっくり考えることができるので、日本人の受験者よりも有利に試験が受けられると考えられるのではないでしょうか?

「日本人の看護師を減らしたいのかッ!?」とまでは言いませんが…

アンケート結果でも「難しかった」「くたばれ厚生省」がトップだった上に、なんだか不公平というか、日本人の受験者のほうが冷遇されているような気がしてしまいますね…。

今後の日本における医療の現場を見据えて

外国人観光客のイメージここからは筆者の推測も入りますが、外国人の合格者が多くなった理由の一つには、日本語が話せない外国の患者さんへの対策が考えられます。
日本の主要都心部では、一歩外を歩けば外国人を見ない日はないくらい国際的な国となりました。それも多種多様な人種です。
それにも関わらず相変わらず我々日本人は「語学力」に乏しい民族…。
もし外国人の患者さんが何かを訴えていても、何を言っているのか理解できなければ処置の仕様もないというものです。
中学レベルの英語力では、ネイティブ発音を聞き取って即座に正しい発音でレスポンスをするのは不可能に近いことでしょう。

外国人患者さんのイメージまた、2020年には東京オリンピックが開催される予定になっていますね。
どどっと押し寄せる外国人観光客が、誰一人として怪我も病気もなく帰国するとは思えません。
こうなった時に、病院・クリニック側で外国語が堪能な看護師さんがいないというのは大きな問題です。
外国語が話せる看護師さんが1人いるから大丈夫!…と思っていても、万が一にも大きな事故などで一斉に外国人の患者さんが押し寄せたら、一人ひとりに対応できなくなってしまいます。

政府では来年以降に医療全体の改革を予定していますので、上記のような事態に備えて外国人看護師の雇用を進めていくことを見据えているのかもしれませんね。
果たして、本当に「相手国からの強い要望に基づき交渉した結果~」だけの理由で、今年度の外国人合格者が増えたのか…それとも何等かの力が働いているのか…本当のところは分かりかねます。

…とは言え、日本人の看護師さんが日本で働けなくなるということはありません。
今回の試験で残念だった人も、また次回の試験に諦めず挑戦してください。

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それでは、次回のコラムをお楽しみに☆

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