3か月ごとに辞めたくなるのが新人看護師1年目の“魔の3か月”、ということを知っているでしょうか。
そのために多くの病院では3か月ごとに達成状況と心身の健康をチェックする機会があるのです。
心のストレスだけでなく体へのダメージは、その後の人生にも支障をきたす可能性があるので避けたいものですよね。

シクシク・・・
私も、かつてはストレスを抱えていました。
毎日、胃が痛く、1か月で5キロ痩せ、一か月に一度は実家にとんぼ返りでも帰省し泣いて、職場でも泣いていた1年目看護師でした。
しかし、このようにストレスを感じる1年目を過ごす人は多くいるはずなのに、看護師を続けている先輩が多くいるのはなぜでしょうか?
看護師を続けていられる理由を明らかにすれば、もしかしたら、あなたのストレスも和らぐ方法を見つけられるかもしれません。
今回のご紹介は、ストレスの元凶をおさえて、看護師を続けるモチベーションを知った上での、ストレスへの対処方法をまとめたものとなります。
辛い時期を過ごしているのは自分一人ではないのだと安心して、自分を見つめ直して解決の糸口を、この記事でみつけてみませんか?
新人看護師が感じるストレスの元凶とは!?
新人看護師であると、日々、新しい仕事内容や人間関係を学ばなければならないので、緊張の糸は張りつめてばかりですね。
気が張っていると、普段では気にならないことも、ストレスに感じてしまうのかもしれません。
緊張の糸を一度といて、客観的に自分を見つめると、ストレス回避の方法が導き出せることもあります。
まずは、新人看護師のストレスの元凶と思われるものを挙げてみましょう。
同僚との関係構築
- こわい先輩
- 新しい人間関係につかれる
仕事のプレッシャー
- 業務を覚えながら、研修的に看護の質向上をしなければいけない
- 研修レポ提出と担当看護師の看護計画、日々の残業に加わる課題
- 同じ病棟で研修を受ける同期に夜勤導入などの課題において先を越される
患者との関係構築
- 患者さんのニーズがわからない
- 関係性の構築ができない
このように、社会人となった緊張に加えて、看護師ならではの責任と、自分のスキルの未熟さにもがき苦しんでいる方が多くいると思います。
そのもがきはとても大切ですが、ストレスを長く感じていたくありませんよね。
それでは、おおきくまとめた3つのポイントごとに、ストレスに感じる理由や解決の糸口を探っていきましょう。
新人看護師にストレスな同僚との関係構築

ガミガミしかってくる先輩
何が“こわい”のかは人それぞれで異なるでしょうが、総じて怖い先輩はどこにでもいるものです。
なぜ、怖いと感じるのか、ひとつ考えられるのは、「何を考えているのか、何を思われているのかわからない」ということではないでしょうか。
思考の読めない相手というのは、どう猛な動物を目の前にするように、恐怖を感じるものです。
そして思考を読もうとして、人間関係に疲れる…
また、他人の目を気にして、研修期間中はどう評価されているのか過敏になっている方もいるのでは?
たしかに、評価的な目で見られるので、1年目の間はチームの一員感はあまり感じられないかもしれません。
解決方法としては、2年目になるまで耐える、という手があります。
それでは苦しい!のであれば、「先輩も人間、新人の頃があった、見守ってくれている」と、厳しいまなざしに温かさを見出して会話をしましょう。
無理をして、こわい先輩を“いい人”に仕立て上げる必要はありませんが、相手を知ろうとする努力は無駄にはなりませんよ。
理解する努力を示したら、案外、先輩の方からあなたへ寄ってきてくれるかもしれません。
新人看護師にストレスな仕事へのプレッシャー

二兎追う者は一兎も得ず
新人看護師とはいえ、実習や机上の学習を経て、資格をもって就職してはいますが、看護スキルはひよこレベル、ということを自覚している方が多いと思います。
スキルを向上できないと、研修期間中に課せられる目標に到達できずに、周りの同期に先を越されていく劣等感まで感じてしまいます。
また、業務と研修レポート作成の同時並行で、どちらにも身が入らないという事態もあり得ます。
なぜ、そのようなプレッシャーや、焦り、劣等感を感じてしまうのでしょうか。
そのひとつに、“理想の自分”を、高いレベルに設定して、順調な研修期間を過ごさなければいけないと自分を縛っている可能性があります。
新人ですから、できない、知らないことが多いのは当たり前です。
同期と違う人間なのですから、スキル取得ペースが違って当たり前です。
素直に焦ったり困ったりするよりも、知ったかぶる方が、重大なインシデント(アクシデント)を引き起こす可能性が上がり恐ろしいのです。
知らない、できない、わからないことは、“ダメな自分”ではないのです。
むしろ、どんなことも吸収できる“スポンジのような自分”で、素敵だと思います。
頭のかたいまま、高い理想にしがみついているままの自分では、ストレスを抱えるばかりで、いつまでたってもステップアップできません。
自分の目の前の階段にしっかり足をつけて上ることが、理想に近づくためには大切で、そして、自分を大事にすることにもつながるのです。
新人看護師にストレスな患者との関係構築

病院が一人の人生の一時を過ごす場
実習でも患者と対話して看護をする経験を積んでいますが、看護師デビューしてからも悩みの種ですよね。
ニーズをとらえなければ、看護ができないという考えや、人間のタイプ的に合わない患者の性格にぶつかるなど、悩みは様々。
患者との関係性をうまく保てるためには、ニーズを引き出そうとするのではなく、ニーズに気づけるような機会を多く持ってみましょう。
他愛ない会話に困るなら、挨拶程度でもよいのです。
親しくなれば、患者から声をかけてくれて、助けてくれることもあります。
病院にいると患者としてみてしまいがち(もちろんその見方も大切)ですが、病院が一人の人生の一時を過ごす場であることを忘れないでください。
そして、あなたにとっても、患者との出会いで生じる、新人看護師ならではの感動や経験がある貴重な一時なのです。
なんとしてでも看護しなくては!と気合が入りすぎていませんか?
あなたの新人看護師としてのする看護は熟練看護師にはできない素敵なものであふれているのです。
私の経験上、うまくいっていると感じながら看護をするより、悩みながら、迷いながら看護をした結果、“よくできた”時の方が感動できました。
その悩みや迷いがストレスになるかもしれませんが、自分の大きな糧となる価値が、新人の頃の看護にはあるのです。
基本的なあいさつをおさえて、うまくない、ぎこちなくても何とかしようとする健気な新人の姿勢で接してみてください。
先輩看護師のモチベーションを保てる考え方とは?

金があったほうがないよりいい!でもそれが全てではない!
さて、ストレスの元凶をおさえたところで、先輩看護師を参考に、モチベーションの保ち方を探ってみましょう。
まず、高い収入をモチベーションにしている場合があります。
収入をしっかり得て、独身生活を満喫したい、貯えを充足したい、家計を支えたいという方が多くいます。
しかし、収入面だけでは、心身を害されると看護師を続けるモチベーションは保ちづらいのが現状であると感じます。
そこで、着目してほしいのは、看護経験です。
いくら辛いことがあっても、素敵な看護経験を思い出して、なかなか看護師をやめる…という気持ちまでいかずに過ごせることがしばしばあります。
また、経験が豊富であると、様々な場面で活躍できるやりがいを感じることができます。
そして、人間関係の構築方法も経験を積めば自分スタイルを見出せるものです。
話が通じない同僚とは“仕事は仕事”とわけて行動して人間関係を深めないようにもできます。
あとは、後輩育成が楽しくなったり、カンファレンスで看護を検討する楽しみを共有できるというのも、やりがいにつながるのではないでしょうか。
どうやってもストレスを感じる新人看護師はどうしたら良い?
ここまでは、新人看護師はストレスを感じるのは当たり前であり、乗り越えられるのが前提として述べてきました。
しかし、ストレスの感じ方は人それぞれですから、耐えられない場合だってあります。
体調不良がでてくるときもくるかもしれませんよね。
そうしたら、辞めちゃいましょう(バッサリ
- 怒られて泣いて図太く生きることができなかったり
- 意地が悪い先輩を見返す気持ちを持てなかったり
- 2年目になるまでじっくり耐えられなかったり
- 色々、努力をしたけれど、ストレスを感じずにはいられない
- 看護師が嫌いになりそうだ
という人は、辞めるという選択肢を自分に与える勇気が必要です。
しかし、すぐにやめる!という決断は勿体ないので、カウンセリングを受けてみたり、上司に相談してリフレッシュ休暇を取ってみたり、看護業務にあたる自分を客観的にみる余裕を生み出してみましょう。
客観的にみることで、自分の悩みの原因を明らかにできて、解決につながることがあり得ます。もしよろしければ、下記の診断をやってみては!?
おわりに
いかがでしたでしょうか。
新人看護師1年目のストレスの元凶は、環境変化や、責任のある仕事を担うことによる過度な緊張感によるものが多いのです、
緊張感を解くのに時間がかかるかもしれませんが、先輩看護師のモチベーションの保ち方を参考に、そして目標にしてみるのがよいのかもしれません。
もしくは、思い切って仕事から離れる時間を自分に作ってあげましょう。
緊張感が解けて様々な解決方法を試したらどうなるのか。
先輩に褒められることが多く感じるかもしれません。
一日の業務が終わるころ、身の回りが整理整頓されて、頭の中が整理されている証が見えるかもしれません。
それは、患者から評判の良い看護師と言われたり、先輩の態度の変化かもしれません。
それらは、ストレスからの解放サインでしょう。
緊張を解けていないことに気づかないのが、一番もったいないです。
落ち着いて自分の問題点を判断できず、問題を無視して行動してしまい、せっかく得られた看護師という天職や、健康的な心身を失うかもしれないのです。
1年目は二度とこないです。
だからこそ大事にして、今後の自分の人生を作り上げてほしいと願います。
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