患者様の処置を行ったりする看護師は、様々なナースグッズが必要になります。
そのうちの一つに、ナース専用のハサミがあります。
しかし、ナース用のハサミにもたくさん種類があって、実際どれが一番使いやすいのか、オススメなのかが分からない、という看護師は多いのではないのでしょうか。
そんな看護師のために、今回はナース用のハサミについて詳しく見ていきましょう!
どうしてナースにはハサミが必要なの?
そもそも、看護師にはなぜmyハサミが必要なのでしょうか。
もちろん理由はただ一つ、使う頻度がとても多いからですね。
しかも、いつどんな場面で必要になるか分からないため、常にポケットへ忍ばせておく必要があります。
具体的に言うと、患者様の処置を行う時に包帯を切ったり、書類の一番下にくっついている同意書の部分を切り取ったりします。
しかも、それが病室で行われるとは限りません。
時には談話室でカットが必要な書類を渡されたり、時には廊下で「包帯のここ切って」と言われます。
しかし、その度に患者様をお待たせするのも申し訳ないですし、なんと言ってもバタバタしている業務中にわざわざナースステーションまでハサミを取りに戻っていたら、時間の無駄になってしまいます。
このような点から、看護師は1人1本必ずmyハサミを持っています。
普通のハサミとナース用のハサミ、どう違う?
看護師にとってハサミが必要であることは分かりましたが、そもそも普通のハサミとナース用のハサミにはどのような違いがあるのでしょうか。
大きな違いは3つあります。
ナース用ハサミは刃先が丸い
1つ目は、先端が丸くなっていて、刃先が肌に触れないよう保護されている点です。
よく切れるハサミを想像すると、刃渡りが長くて先端が尖っているタイプを思い浮かべますが、ナースのハサミはその逆です。
看護師がハサミを使用する時は主に患者様の処置中です。
もしもあなたが、腕に巻いてある包帯を看護師に切ってもらう時、刃渡りが長くて先端が尖っているハサミを使われたら、どう思うでしょう。
私ならそう思います。
きっと患者様も同じことを思うでしょう。
そう思われないためにも、そして看護師が誤って患者様を傷つけてしまわないためにも、刃先の先端は丸く、そして皮膚と接触する面は刃が触れないよう保護されています。
以前私が病棟で働いていた頃、とある看護師が患者様のネームバンドを切断する際、普通のハサミを使用し誤って患者様の皮膚も切ってしまったことがありました。
以後、私たちは患者様にハサミを使用する際は必ず刃先が保護してあるナース専用のハサミを使うように言われました。
やはり、ナース用のハサミは必要ですね。
ナース用ハサミはクリップやゴムでポケットにとめられる
2つ目は、ハサミをポケットに止めるためのクリップや、ポケットに止めたままハサミを使うための伸びるゴムがついていることです。
看護師は立ち仕事だけでなく、しゃがんだり前のめりになったり、多くの動作が必要になります。
しかし、その度にポケットからハサミが落ちてしまっては大変です。
万が一落ちた先に患者様がいたら・・・刃先が保護されていると言えども、刃先が患者様に接触してしまったら・・・想像しただけでも危険ですね。
そのようなことが起こらないためにも、クリップがついています。
しかし、ハサミを使う度にクリップを外すのはかなり面倒です。
クリップをポケットにつけたままでもハサミが使えるよう、伸びるゴムでハサミが繋がれています。
しかもこのゴムがなかなかの優れもので、私はこのゴムに真ん中が穴で空いたテープを数種類通してポケットにクリップで止めていました。
このようにテープを常に持ち歩いていることで、病室や廊下で患者様から「包帯がはがれたからテープで止めてほしい。」と言われたときにすぐに対応できるのです。
ナース用ハサミは刃面がフッ素コーティングされている
3つ目は、刃面がフッ素コーティングされていることです。
これまでにも述べたように、看護師がハサミを使う主な用途はテープのカットです。
しかし、テープを切る度に刃面にテープが付着してしまうと大変ですよね。
そのようなことがないよう、刃面にテープが付着しにくくなるようにフッ素コートが施されています。
このおかげで、私は同じハサミを何年間も使っていますが刃面にテープがくっついて取れない、と思ったことは一度もありません。
ナース用のハサミについて詳しくみてみよう
それでは、ナース用のハサミについて詳しく分かったところで、実際にどんな物があるのか、紹介していきます。
以下、五十音順で紹介させていただきます。
金額に関してはお店によって異なるため、参考程度までにしてください。
アンファミエ 日本製バンジーストラップ付フッ素加工ハサミ
多くの看護師が使用している、THEナース用ハサミです。
名前の通りフッ素コートが施してあるのはもちろんで、刃先保護もしてあります。
ゴムのストラップとクリップも付いています。
特色は、14色展開と白黒モノトーンからパステルカラーまで選べるカラーが非常に多いことです。
特にナース用のハサミは色がカラフルなものが多いため、モノトーンのハサミを探している看護師にはぴったり。
お値段も1069円とそこまで高くありません。
LEDペンライト付きナースはさみ普通サイズ
普通のナース用ハサミの持ち手部分に、ハサミから取り外せるLEDの小型ペンライトが付いています。
ペンライトの側面には瞳孔計もついているため、患者様の状態を観察するのに便利です。
普通サイズだけでなく、一回り小さなサイズのハサミも売っているため、ポケットがパンパンであまり余裕のない人にはオススメです。
フッ素コート、刃先保護、伸びるストラップとクリップもついています。
カラーはピンク・ブルー・ターコイズの3色展開で、値段は1480円です。
ペンライトだけを購入しようと思うと1000円程度するので、ハサミとペンライトのセットでこのお値段はかなりのお得です。
キャラハサミ
名前の通り、可愛いキャラクターが刃面に描かれています。
リトルミイ(2種類)、ミッフィー(2種類)、くまのがっこう(2種類)、リサとガスパール、はらぺこあおむしの計7種類で、色もパステルカラーでとてもキュート。
フッ素コート、刃先保護、伸びるストラップとクリップもついています。
また、ペンのようにポケットに突き刺せるグリップがついているため、ポケットからペンが飛び出す危険性がありません。
お値段は1404円です。
シルキーナース/シルキーコアラ
ポケット内で刃先が開いて衣類を傷めないよう、クリップ式のホルダーがついています。
また、刃先から角度がついているため、患者様の包帯等を切る時は非常に切りやすいです。
フッ素コート、刃先保護はありますが、伸びるストラップとクリップはついていません。
穴を通す部分はあるので、自分で紐などをつけることは可能です。
ピンク・青の2色と、ピンクのコアラ・茶色のコアラの2色の計4種類で、コアラはとてもキュート。
お値段は1790円と少しお高めです。
ナ~イスはさみ
フッ素コート、保護刃先、伸びるストラップとクリップ付きで、4色展開。
特に目立った特徴はありませんが、お値段は974円とかなりリーズナブル。
伸びるハサミNew
刃物名産の関市で製造している安心品質で、非常に切れ味がよいと人気です。
フッ素コート、刃先保護、伸びるストラップとクリップだけでなく、ポケットに突き刺せるグリップまでついています。
7色展開とカラーも豊富で、お値段も1069円とそこまでお高くありません。
オススメのナース用ハサミ、ベスト3はこれだ!
上記で紹介したハサミの中から、個人的にベスト3を発表させていただきます。
3位アンファミエ 日本製バンジーストラップ付フッ素加工ハサミ
やっぱりカラー展開が豊富なのは嬉しいですね。
実は私もこのハサミを使っていて、買う時にどの色にしようかなぁとドキドキしながら選んだことを覚えています。
数年使っていますが、切れ味も良く特に困ったことは何もありません。
とてもオススメのハサミです。
2位 伸びるハサミNew
日本でも有名な刃を使っていることはやっぱり安心ですね。
どうせハサミを使うなら、切れ味が良くて長持ちする方がいいに決まっています。
そして、ストラップとクリップだけでなく、ポケットに突き刺せるグリップが付いているのもオススメ。
1位 キャラハサミ
ストラップ、クリップ、グリップなどの機能性が良いのはもちろんですが、やっぱり見た目も大事!!
特に小児科などでこのハサミを使えば「可愛い!」と人気者になること間違いなし!
キャラクターなのに値段もそこまで高くありません。
きっと、使う度に可愛いなぁと自分も癒されるでしょう。
まとめ
毎日使うハサミだからこそ、使いやすくて可愛いと思えるハサミを使いたいですよね。
私が紹介したナース用ハサミはほんの一部で、他にもたくさんの種類があります。
ハサミを使う度にモチベーションを上げられるよう、医療専用のお店やネットショップでお気に入りのハサミがないか探してみてくださいね。
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